警察ミステリー

 こういうジャンルはだいたい同じ組織内の不正とか、犯罪とかを暴く方向になるのですが、これも同じです。

札幌方面中央警察署南支署―誉れあれ

札幌方面中央警察署南支署―誉れあれ

 北海道警察というところは、二千年代に、つまり21世紀になってから不祥事が毎年のようにごろごろ明るみに出ている組織のようで(wikiに拾い上げられたものだけでも)、そんな憤りと、それでも真面目で正義感を持つ警察官を信じたい、という著者の気持ちが現れているような作品です。
 いや、でも、この小説に出てくる札幌方面中央警察署って、幹部職員全部ずぶずぶでダメダメなところなんですけど。
 その分署というか、南支署という架空の警察署は、それじゃだめなんだ。なんとかするんだ。という事を戦後道警発足当初から努力し続けてきた人々の砦、みたいに描かれています。そしてキャリアは全国に飛び散るので、『善い警察官』を志す人々は結構いるよ、という話に。
 たまたまシリーズ二冊が同時に借りれたので、続編も今読んでいます。
 東直巳さんが描く悪徳警官は893ものと、ほとんど変わらないんだよねー・・・とか思いながら。
 北海道警察の事を調べたら、んぢゃ愛知県警はどうなんだろうと見てみたですよ、Wiki。こっちは二件ほどしか載っていない。
 これはアレですか、北海道がアレで愛知はマシという話なのか、それとも北海道はガシガシ摘発する空気が温まっているけど、愛知は『お上の言うとおり』という従順な空気に染まっているからなのでしょうか?
 どっちもありそうですなぁ・・・。
 さて週末はモルゲンステルンさんでD&D4eの立卓を目指し、竜舞亭で4eプレイヤーやってくるです。・・・モルゲンサンへの宣伝告知で大ミスしてしまったから、今回の立卓はない思うがナ(え