訃報に接する
最近そういうのが多いです。真夏と真冬はお亡くなりになる方が多いのも確かですが、やしきたかじんさんがお亡くなりになったそうです。ご冥福をお祈りします。
比較的歳の若い方で癌だと、転移の危険があって怖いです。ムーンライダーズのかしぶち哲郎さんも同世代で亡くなっているし、そういう時期になっているのかも知れませんが、自分が二十年来知っている方が亡くなるのは、ちょっと重いです。いや、どんな方が亡くなるのも重いのですが、大往生だよなぁ、という年齢と、まだまだだよな、と思う年齢がある訳で、まだまだって言う年齢で亡くなると残念でなりません。
最近報道まわりが面白くなってきて、やしきさんのトークとかで語って欲しくなってきたところなので余計に。
気を取り直して、読み終えたもの。
- 作者: 大野瑞男,日本歴史学会
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その点、同時代人から憎まれて「あいつさえいなければ!」みたいに見られる事もしばしばだったようです。
しかしその危機管理能力は卓絶していまして、明暦の大火で江戸市域がほぼ全焼した時も、適切な処置し混乱を最小限に止めようと努力していました。
ただ資料があんまり残っていないそうで、ご本人は政治家でも息子は武断派で、どうもそのあたりが資料が残っていない理由かなぁ。本人も書状とかは焼いて棺おけに入れてしまえとか遺言していたようですし。
その立身出世の仕方、将軍からの信認のされ方は、その後の柳沢吉保、田沼意次などの人物にも相通ずるものがあり、これが江戸時代の人材活用の典型ではなかったのではないか?なーんて思ったりしました。