東川篤哉氏

 『謎解きはディナーのあとで』は原作派です。基本的に原作原理主義者なので(え
 就寝前に先日文庫版購入した『放課後はミステリーとともに』を一話づつ読んでいますが、こちらは図書館で借りました。

魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?

魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?

 あ、文庫版もあるのかー・・・へー・・・
 ユーモア・ミステリーの旗手らしく、思わずくすくす笑っちゃう、けど謎解きもしっかりしているという短編集です。しかしこのシリーズはファンタジー要素があります。ワトソン役が魔女だから。
 『刑事コロンボ』的に最初に犯人が犯罪を犯すシーンから始まり、魔法で犯人が判明し「あんたが犯人でしょ!」と指差す魔女の女の子。しかし主人公にして熟女好きMっ気爆裂の変態刑事にしてみれば、それで逮捕する訳にはいかず、ちゃんと証拠を用意するとか、自白を促すとかしなければならない。そこんとこを考えるというのが肝です。
 そういえば主人公刑事の外見は目立たず頼りない。魔女っ娘いわく『バカっぽい』ので、そこんとこも刑事コロンボを意識しているのかなぁ・・・とか思ったりしたり。
 調べてみて解ったのですが『放課後はミステリーとともに』ってTVドラマ化しているんですねー深夜枠30分で。しかし視聴率は1%台。まぁ仕方ないか。短編小説としては面白いけど、そちらはワトソン役の探偵部副部長が固定で、探偵役は毎回変わるので、そういう放課後の日常なんだけど非日常的な雰囲気を連続ドラマで出すのは難しいのかな?
というか企画書が通りにくいか。
 『魔法使いは完全犯罪の夢を見るのか?』は実写よりもアニメの方がいいと思います。TVドラマの予算できちんとした特殊効果を表現し、魔法を描くことができればいいけれど・・・難しくないかな?架空のプロ野球チームの話とかもあるしネ。
 文庫版も出ている?んー・・・買うかどうかは、また考えます。年末商戦に巻き込まれて読む本が山積みになっているので。
 でも図書館でまた本を借りるけどナ(え