シュヴァリエ

 合っているよね?おフランス語で騎士の意味。そういう題名のアニメを思いつきで録画してしまったので見ています。沖方丁さん特集だそうです。

シュヴァリエ Vol.1 [DVD]

シュヴァリエ Vol.1 [DVD]

 ルイ十五世のおフランス、パリが舞台のファンタジー・サスペンスですが、スタッフを見ていると・・・ん?何かよく解らん肩書きでtoi8さんがいる。音響で郷田ほづみさんがいる。ほうほう・・・
 物語は聖書の句が呪文になっていたり、錬金術師が敵にいたり、フランス革命の前時代を匂わせたり、体制批判と王家=国家擁護が対立したりと・・・うーむ、前に沖方さんが脚本だか原作だかをやって『第一部完』という名の打ち切りをくらった『ピルグリム・イェーガー』というマンガの事を思い出しました。
 あちらはルネサンス末期のイタリア。具体的に言うと『サッコ・ディ・ローマ』というルネサンス期ローマをプロテスタント主体のドイツ傭兵が壊滅させた事件を落ちに持っていきたい。そんな意図が透けて見えた物語でした。
 ローマ・カトリック擁護の体制派とエラスムスなどに象徴される体制批判めいた魔術師どもとの戦い・・・みたいな?
 『ピルグリム・イェーガー』の仇を取りに着たのかと思いました。どうだろう?
 しかし2006年のアニメですが、声優さんがほとんど解らん!!サンジェルマン伯爵役の松本保典さんとモノローグ担当、当時を回顧する老いた主人公役に野島昭生さんが解ったぐらい。
 松本さんは二十年ぐらい前に結構ブレイクした人ですが、野島さんは「誰?」って思う人が多いと思います。私にしても『装甲騎兵ボトムズ』の後半に出てきたオネエっぽい双子の科学者の兄アロン役しか覚えていない。しかしこの双子は大変インパクトのある役でした。今から思うと『装甲騎兵ボトムズ』は子供に見せられないというか、これが好きな子供って大人的には受け入れられないよね、というアニメですが、だからこそ強い印象があるのかも。
 そういえば松本さんもボトムズのスピンオフ『機甲猟兵メロウリンク』の主役として出演されていましたね。そして郷田ほづみさんはボトムズの主人公キリコ・キューヴィ役。ボトムズ関係者が結構いるなぁ。そんな感想を持った四話まででしたっ(オイ