路頭に迷わずにすみそう?
ブラウザ三国志の話です。昔同じ同盟に属していて、今は別々で活動中。あたくしが上京したらときたま飲みに行く方から、農耕同盟にご紹介いただきまして、そちらからいいよ!とご返事をいただきました。直接やりとりしていないし、どの方角に入っていいのかも解らないのですが、とりあえずひとりぼっちにならずにすみそう。ヨカタネ。
そんな訳で(どんなわけで)読み終えたもの。
- 作者: 高橋一樹
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2013/02/01
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平氏が矢面に立つ事になった中央政権の矛盾に不満を持つ在地の武士たちは、義仲に心酔した訳ではなく、適当な旗頭としてついていったまでで、しかも飢饉によって都周辺の食糧事情も悪化し(北陸道を制圧しても年貢を収める事に関して義仲は善処できなかった)、都周辺の武士たちも一度は味方したものの、挙兵動機になった令旨を発した以仁王の皇子にあくまでこだわった義仲が後白河法皇とも対立すると離れていきます。
自らの郎従のみで範頼、義経軍と戦い破れたのは必然でしょうね。
交通路によって支配を浸透させていく幕府支配層の動きが面白かったです。
- 作者: 岸田るり子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/08/19
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そして、なーんかサイコ系?とみせかけて実は・・・という展開。なんか最近そういう話に当たるの多い?
殺人事件そのものよりも、その引き金となった男女の誤解と悲劇が主題なので、単純な謎解きよりも、そういう話の方が好きなワタクシには好物でござりますよ、はい。