あれ?
香港ノワールもの映画には興味があったのですが見る機会がなく、たまたまWOWOWでやっていたので、題名に惹かれて録画していたのです。
- 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
- 発売日: 2013/06/05
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のっけのバイオレンスシーンに惑わされてしまいますが、それに主人公がサイコっぽい描写があるし、口が利けないし、ヤバげ?と思うのですが、物語が進むにつれて、その印象が徐々に変わっていくという演出が秀逸でした。
こういうウェットなサスペンスならアリかなぁ。主人公の、犯人としても異常な行動の理由がちゃんと語られているし。
しかしもう一人の主人公である刑事の妻が自殺しているというエピソードは、本当に設定上だけで物語の本筋には関わってきません。脚本の段階では伏線が張られていたのかもしれないけれど、時間の都合で切られたのかなぁ。ムズムズする・・・
ただ残念なのは、警察官がたくさん出てくるシーンは、なんだかーって感じ。こういうシーン、日本映画も下手だよね。ハリウッド映画の追跡シーンは凄くしっくりくるんだけどなー。
あ、英語題は落ちを表現している感じ。日本語題は『夜想曲(ノクターン)』にした方が良かったと思います。象徴的に使われているのがピアノ・ノクターンが多いので。
中国語の映画も結構いいなぁ。