たらふく飲む

 昨夜、父親が外食していた為、自分でペンネを使った料理をつくり(トマトペーストと鶏肉、玉葱、ピーマンを使った、どう表現していいか解らないもの)、映画を見ながら赤葡萄酒を飲んでいたら、いつの間にか一本空けてました。酒量が戻ってきたよーな気がしないでもないです。やっぱり夏バテだったのかしらん。
 そして見ていた映画は、コレ。

 デンゼル・ワシントンが出ている事と銀行強盗ものである事だけ把握して録画していました。割と好きなんです、デンゼル・ワシントン。んで途中から見た事ある女優さんが出てくるよなー・・・でも名前が出てこない・・・誰だっけ?誰だっけ?と考えながらラストのテロップを見たらジュデイ・フォスターだった・・・結構好きな女優さんなのに忘れているとは・・・まぁ最近映画で見ていなかったからなぁ。
 ネタの絡め方が良く解らなかったのですが、なるほどー。そういう事か。そのギミックが命なので書けませんが、ラストは少し愉快でした。特に銀行強盗側の手口というか、やり口というのが楽しい。何やっているのか解らない描写が何度も出てきますが、ラストで意味が解るという。
 しかし、ナチス・ドイツ絡みは、もう何とも言い逃れができない『犯罪』なんですねー。まぁかつてやらかした奴も、倫理的でなかったようなのでアレですが。その辺もギミックに関わるので内緒。
 面白かったです。
 詠み終わったもの。
東国の戦国争乱と織豊権力 (動乱の東国史)

東国の戦国争乱と織豊権力 (動乱の東国史)

 著者の方が西国戦国時代を研究されている方らしいのですが、取りまとめた時に「あ、これ、室町将軍と管領の関係に似ていないか?」と思われたようです。戦国時代を通して関東の対立軸は、古河公方関東管領だったのですが、その権力内での内部分裂とともに権威が低下し、最終的に古河公方を取り込んだ北条氏の優位が確定します。
 その戦闘力で関東を席巻する上杉謙信関東管領を得ての行動でしたが、権力基盤が関東にない彼は、結局のところ一過性の暴風のようなもので、やはり最終的には北条氏の優位は変わりません。
 しかし武田氏の織田氏に対する劣勢が関東に首を突っ込みすぎたという指摘は面白く、武田氏の攻勢に対処する為に織田氏に接近するもあまり芳しくなく、その織田氏権力の後継である秀吉に対しても猜疑心がぬぐえなかった北条氏は小田原合戦での敗北、滅亡となります。
 上杉謙信武田信玄といった地方割拠の大名には有効だった小田原篭城も、中央政権であり比較にならない物量と兵站を持つ秀吉の力を見誤った為に、判断を誤ったという印象。
 なるほどねー・・・