ドコのギャルゲーだ?

 ここのです。

シドニアの騎士(11) (アフタヌーンKC)

シドニアの騎士(11) (アフタヌーンKC)

 前巻のラストがうにゃうにゃと誤魔化されたと思ったら、ツンデレ人工機械生命体娘の登場ですよ。今までも三角から四角だったのに、今度は五角ですよ、五角!まぁ主人公がナチュラルに「シドニアに住む人が好き。だから守る!」みたい事をインプリントされている男なので、誰それが特別好きとか、そういう事になっていないので、泥沼とか話がこんがらがるとか、そういう事にはなっていないようですが、逆に、女性陣側のヤキモキが空振りになる鈍さというか天然というか・・・『魔性の男』だな、谷風!
 物語の方はシドニア内に不穏な材料を抱えながら(非武装主義者の潜在、落合に乗っ取られた岐神)ナニやらガウナに対して企んでいるようです。
 半年後が楽しみです。
 もう一つ読み終えたもの。
南北朝内乱と東国 (動乱の東国史)

南北朝内乱と東国 (動乱の東国史)

 タイトル通りの話ですが一点、東国で南北朝期から室町初期に渡り関東で『一揆』が戦力として活躍していた事を再認識。昭和までの時代劇のイメージのおかげで、一揆といえば『百姓一揆』と連想してしまいますが、もともとの意味は『同盟』『連合』です。中小零細の武士団が連合して一つの戦力単位となり南北両勢力に味方したり敵対したりしているのです。
 小規模武士団の知恵というか、生き残りというか、それが足利氏なり南朝なりにも戦力として期待されたという事で、それが足利将軍の奉公衆とか、鎌倉公方の直属軍とかに発展したのかなぁ、とか思いました。
 あと、『観応の擾乱』で一応勝利したのは足利尊氏実力主義でしたが、安定期に入ると敗北した筈の足利直義の足利一族を中心とした支配体制に移行していくところとか、一体何のための血みどろだったのかねぇ、と思ったりしたり。
 これだから歴史はやめられぬ。