ファースト・ガンダム見始めました。

 ブルーレイ一枚分で六話分、OPとEDを飛ばして約二時間半・・・これがだいたい八枚ぐらい。一日一枚見ても一週間ちょっとかかる勘定ですが、WOWOWで録り貯めている映画も消化しなきゃならないので・・・まぁ、そのうち全部見れると思います。
 本放送の時、小学二年生ぐらいだったのですが、前の前の番組『ザンボットスリー』でも結構大人にとってもショックなエピソードに溢れていたので、結構麻痺していたかも知れませんが、やっぱりフラウ・ボウの一家が流れ弾で亡くなるシーンは衝撃的だな、と。
 冨野アニメはセリフが、にゃんかおかしいなぁとか思う場面が多々あるのですが、それを除けばドラマの組み立て方とか、上手いなぁ、と感じたり。しかし第二話で「アルテイシア」と呟くシャア。予備知識がないとまったく解らんセリフだよね、これ。まぁ説明するエピソードでもないしなぁ。伏線という事で、いいのかなぁ・・・などと三十年以上昔のアニメに対して考えてしまいました。
 あと、ルナツー司令のワッケインさん。本放送では階級で呼ばれていないのね。設定上の少佐という階級が「基地司令が少佐・・・だと?」という事になったのだと思います。戦艦の艦長でも少佐はない。だから軍の組織はあってなしが如し、というマチルダさんのセリフになるという事かなぁ。
 まぁぼちぼち見ます。
 そして読み終わったもの。

古河公方と伊勢宗瑞 (動乱の東国史)

古河公方と伊勢宗瑞 (動乱の東国史)

 平安中期から織豊時代の関東武士団の動向を記したシリーズの一つらしいのですが、まぁ試しに読みたい時代を手に取った次第。
 この本は戦国時代に入るかどうかという時代を扱っています。関東がだいたい利根川を境に西と東に分かれて争った二十数年間。そして世代が変わって、合い争った西と東の陣営内で争いが起こり、その中で今川氏の客将みたいな伊勢宗瑞=北条早雲南関東に勢力を拡張していく時代を追っています。
 そもそもの戦いの発端、享徳の乱は足利鎌倉公方と京の幕府の代理人である関東管領上杉氏との前代からの因縁なので解るのですが、その後の両陣営の分裂が良く解らない。まぁ上杉方は本家の山内上杉享徳の乱で弱体化し、代わって扇谷上杉が台頭した故の軋轢と理解できるのですが、鎌倉→古河公方側の分裂が良く解らない。親政氏、子高基の三度に渡る抗争。そして決着がついても破れた親政氏は出家していた次男を自分の後継者にして房総半島小弓に割拠させるという泥沼な展開。その辺の親子の確執があんまり説明されなかったのが不満といえば不満です。
 伊勢宗瑞の活動が明確化されたのは良かったです。『北条の善政』は明応の大地震への対処によるものらしいし。
 同じシリーズの他の本も読んでみようかな?