映画のような楽しさ

 土曜日は久しぶりのクトゥルフ神話TRPG「いきなりダゴン」のセッションに参加しました。前回インスマスの事件の翌日から始まる、トラブルに巻き込まれた元ストリートギャングのスーパーマーケット店長を救い出すというもの。
 しっかしアメリカさんのシナリオは惑うというか、迷うというか、感情移入できないというか。最初はPLの皆さん、導入で彼と知り合いになったり、知り合いから依頼されたりで助ける気でいたのですが、どうやらインスマス警察の留置所に囚われている彼、街の有力者の娘と駆け落ちを企てていたようなのですが、娘「お店の売上金を逃避行費用にあてましょうよ」男「いや、それはちょっと」娘「じゃあ、あの雑貨屋さんの奥の大きな金庫を狙いましょうよ。パパもあそこには大事なものがあるっていっていたわ」男「じゃあ、それで」
 まてや、おい!お前ら正真正銘の犯罪者ぢゃねぇか。彼らを助ける事に、何か意味でもあるのかと本気で考え出したPL。しかしまぁ、もうちょっと調べてみようと雑貨店主の家庭の事を調べると、どうも店主は強制的に街の娘と結婚させられた人間で、妻は娘が生まれた頃から表に出てこなくなった、と。それらを調べる間にゲリゲリ正気度が減っているのですが、店主宅でお話を聞いている間に階上から派手な音が。嫌な予感しかしないと思ったら怪物と化したままーんが登場。
 無邪気な娘が「ままだー」と喜ぶのですが、PLの一人が「ままのところへ行っておいで」などと言い出すのでさぁ大変。他のPLは間違いなく殺されるだろうと思ったようですが、時間稼ぎの為に見殺しにする暗黙の了解が(え
 まぁ、そんなものはできず戦闘になりましたがね。銃器の力は凄いですネ。半死半生になりながらも倒せましたよ。
 その後、帰宅した店主から詳しい話を聞くと、どうも留置所に閉じ込められた彼は、邪神への生贄にされるらしいので、こりゃいかんと助け出す事に。
 ここからが盛り上がったカー・チェイスでの逃亡劇!いや、追っ手の車が迫ってくる気配はないのですが、運転判定に補正がかかってしまい、随分失敗を重ねて水道管にぶつかったり、商店に突っ込んだり、水道管にぶつかったり、商店に突っ込んだり、商店に突っ込んだり・・・ん?インスマスの街にはスーパーマーケットと雑貨店ぐらいしか店がなかったよーな・・・あれ?
 そんだけ無茶をすれば車がダメになるので、別の車を探すと運良く発見。男「ボク、鍵がなくてもエンジンスタートできます」素晴らしい。と任せて運転席に座らせるとですね、エンジンがかかったのはいいけれど「彼女を助けに行くんだ!」とか絶叫する始末。マテ、彼女よりもお前の安全確保が優先だろう、と諭すのですが恋する男は納得しない。仕方がないので拳で説得する事にして、彼は夢の中に消えていきましたとさ。
 その後、折角手に入れた素晴らしい車に追っ手の散弾銃が当たり、しかもそれが燃料タンクだったので車、大爆発!もう一同笑うしかない。
 それでも何とか小型トラックを新たに調達し(凄い)、PLは命からがらアーカムの街に戻る事ができましたとさ。
 後から聞くと、男だけでなく駆け落ち相手の彼女も一緒に逃がすと正気度の回復が増えたとか・・・いや、しかし、駆け落ちの為なら手段を選ばないような娘を野に放つ訳にはいかんでしょう?
 なんか、ホラーというよりもB・・・いやC級アクション映画みたいなセッションでした。いやー、これがホラーというものなのかー(棒読み
 日曜日は名古屋コミティアへ。いい加減『Polmeria』のイラストレーターさんを探さなきゃならないだろうと、見本誌コーナーを巡ったのですが、アレだね、剣とか鎧を描くのが好きな人って、いないね!ファンタジー絵っていうのは、大変敷居が高いものという事なのでしょうか?
 うーむ、東京コミティアで探す・・・か?