録り貯め消化
10/20の東京コミティア、受かりました。HPへのアップは名古屋コミティアが終了したらネ。
さて9/23,24、そして今夜は自宅にいなきゃならないので録り貯めていた映像作品を怒涛のように見て過ごしておりますが、TVアニメ『妄想代理人』の不条理な世界全十三話を見終えてから見たのがこれです。
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2013/01/12
- メディア: Blu-ray
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SFなんですが、よくある未来社会とかではなく、舞台はスペインの山岳地帯にある学園都市というか村というか、そんな地方都市。雰囲気はレトロですが、使われている技術は近未来。自動車の型が型落ちっぽいのに駆動音を聞くと電気自動車?という感じ。
家の鍵は個人の掌情報だし、かと思うと村の池のようなところが凍りつくと無料のスケート場になっていたり。ちょこっとちょっこと顔を見せて近未来技術と、レトロな雰囲気が凄くいい。
ロボットを開発している学園研究者の話ですが、そのロボットのプログラムが触れるホログラムの、アンティークな置物のようなものを操作したり組み立てたりして組み立てているところなんか、スチームパンクっぽいなぁとか思ったり。
物語はかつてロボット研究で業績をあげながら十年前に失踪した男が戻ってくるところから始まります。教授の依頼は彼が手がけながら未完に終わった自律型ヒューマンタイプのロボットの完成。教授は男の子をつくるように指示し、テストモデルとなる人間の男の子を選択するように命じますが、男は少年たちのありきたりな反応に満足せず、たまたま小学校から帰宅する途中の、風変わりな少女エヴァと出会います。
この子をモデルにつくったらどうだろうかと彼は考えるのですが・・・
というお話。とても美しく悲しい物語で、暴走したロボットの緊急停止のギミックすら御伽噺のように感じました。だからこそ悲しくも美しいと感じたのでしょうが。
それに、このエヴァを演じている女の子がヤバイ。作中年齢は十歳だそうですが、日本人なら中学生ぐらいな感じ・・・いや、それ以上に小悪魔な印象。これが大人びいて(実年齢よりも年上に見える)欧米人と若くみられる日本人の差なのかねぇ、とか思いました。