おーい・・・

 少しジト目でマンガの登場人物を見ておりました。ダメですネ。はい。

 どころにでもいる男女のふらふらもどかしい恋愛を描いたこの作品。今回も幼馴染が登場して「妹じゃない」とかハルちゃんに粉かけている奴に言ってきたり、「怒畜生!」って行方不明になったりと青臭さ爆裂でございます。ぎゃふん。
 イライラするけど、そこがいいですネ。最近刊行ペースがあがっているような気がします。いい事ですけど、この物語に落着点は存在するのですかねぇ。よー解らない・・・。 遂ににトルフィンがスタート地点に立ちました。辛い事ばかりで、酷い事件が立て続けに起こって、それがトルフィンの決意を促したとも言えます。今後の彼の人生が楽しみです・・・が、そろそろ終わるのかね・・・。
 クヌート王は覇業邁進中です。彼とトルフィン、今回は会うのかねぇ。会わない方が自然というか会ったらヤバいかも知れないなぁ、色々と。
天正壬午の乱

天正壬午の乱

 武田氏滅亡から徳川、上杉、北条によるその領国分割までの話です。
 最初、滝川一益を破り大軍を集めた北条氏と地理的、経緯的に北信濃とつながりのあった上杉氏が優位に立ちますが、まず北越新発田氏の反乱に対処しなければならない上杉氏が四郡を確保したところで撤収。徳川氏は遅れて介入しますが、甲斐は旧武田家臣を手なづけていた為、また旗頭となる大身の武士が織田軍により抹殺されていた為、スムーズに領国化します。
 しかし独立勢力が生き残ったり、敗者復活を目論んだりしている信濃は、酒井忠次の失策により失敗。劣勢の兵力で北条の大軍と対峙する事になります。
 ここで清洲会議後の織田政権から援護射撃が入ります。信濃の独立勢力で織田氏とつながりのあるものに、徳川氏への協力を要請・・・まぁ命令が下された訳ですよ。
 その後、緒戦で勝利をものにした徳川氏は、大軍を生かす事ができず厭戦気分が漂い始めた北条方に対して優位に立ち、そして自力での獲得を条件に国分け、和平となります。
 これは徳川家康躍進の第一歩といえる戦いでしたが、しかし独力で成しえた訳でなく、織田政権の一員として政治的な援護が行われ、実行されませんでしたが尾張、美濃の兵による援軍も検討されていました。
 まぁ柴田勝家羽柴秀吉の権力闘争→賤ヶ岳の戦いの為に援軍は立ち消えになりましたがネ。
 重要なのは徳川氏単独では信濃を切り取る事はできなかった事、そして信濃の諸将を配下に収めたと言っても過大な褒章で引き寄せているので、戦後不満を残す事になり、小牧・長久手の戦いから秀吉に服従するまで、この地域は家康にとってのアキレス腱となり、そして小田原合戦による北条氏滅亡をみるまで最終的な決着が図られなかったのでした。この辺に当時の徳川家康の限界というものがあったと思います。
 しかし、まぁ北条氏はだらしないというか、かつて同盟国だとしても調略の手際が大変悪く、折角の大軍の利点を活かしきれず、逆に欠点が敗北につながるという・・・まぁ関東に目が向いている人々だから仕方ないのかもネ。