昨夜の作業ゲーのお供は・・・

 CD鑑賞ではなく読書でした。TVドラマにもなったコレ。

トッカン―特別国税徴収官―

トッカン―特別国税徴収官―

 著者はライトノベルでぶいぶい言わせた方、らしいですよ。だからなのか、それとも主人公二十代女性のモノローグだからなのか、昔読んだ児童文学を何故か思い出しました。いや、用語とか難しいのが出てきたり、『汚い』大人な世界が描かれたりもしているのですが、なんだろう・・・変だな。
 まぁ、アレですね。主人公が自分では知らないうちに嫌な人間になっていて『更正』しようとか、税金滞納者たちの描かれ方とか、強面の『嫌な』上司が実は・・・なーんて描かれ方が少女マンガを彷彿とさせるからでしょうかね。
 これはTVドラマにする時、大して改変しなくてもいいからドラマ化したのかと読了後思ったりしたり。
 税務署の意外に強力な権力をまざまざと見せ付けられたり、それでも税務署員も人の子なので気後れしたり戸惑ったり、使命感で頑張ったり、と、そんなことが描かれています。しかし・・・そういえば、うちは税務署を『蛇蝎』のように嫌う自営業者だったのぉ・・・
 税務署に勤めている人たちのドラマもそれぞれでしょうが、アタクシが知っている税務署員像というのは、『指導』を行いにきたら『お土産』がないと帰るに帰れない、大変官僚的でアレで、それこそ税金の無駄遣いではないのん?とか言う行動もする方たちなんですが、まぁ全ての税金が無駄ではない使い方をされているとは限らないからなぁ・・・
 この作品を読んで思った事は、公務員って基本サービス業だよねー。クビにならないって本当?・・・使えないという理由でクビにすると人権団体がどーのこーのって話になるからか・・・それもまた非効率的な話だなぁ。
 まぁ基本、お上というものは非効率的な団体だって事ですかのぉ。