来週末は名古屋市長選

 念入りに公約を読んだ訳ではありませんが、やっぱ既成政党の地方議員って、ただの既得権益者で寄○虫にしか見えないわ。今年度の愛知県予算でも議員報酬を11%カットという話ですが、その数字の根拠は「前年は9%だった。そのままじゃいやらしいから2%あげとこか」らしいです。そういう考え方の方がいやらしいわ。
 とにかく河村さんには市民税10%の減税を実現してもらいたいので、もう一期やって欲しいところです。他の候補の公約は・・・革新だろうが保守だろうが大して違いがないからナ。どちらの話も信用できない。というか実現して欲しいことというか実現できるとも思えない。どーせ減税を廃止して増えた税収分をうまー、するだけの話だろうから。
 税収を市民に還元する為に投資するというが、その公共事業(どんなものでも)を決定する為に政治家の手を経ねばならず、手数料みたいな形で彼らがその権限で、うまーな話になるだけです。権力というと難しいような気がするでしょうが、結局のところ富の再分配ですからナ。
 議員報酬カットの上に地方議員、国会議員、全て大幅に削減した方がいいです。どーせ、政治家としての資質すらあやしい、まったく公約を実現する気も能力もない人間を多く選ぶよりも、少ない人間をこ○使う方がいいです。ブラック企業の考え方ぢゃないか・・・危険、危険・・・
 なんでこんな事を考えたかというと、こんな本を読んだから。

戦国の貧乏天皇

戦国の貧乏天皇

 戦国時代の歴代の天皇たちは、普通に暮らすだけなら困らない人たちでした。しかし国家事業である即位式、大葬などの儀式を行うだけの費用はなく、武家、足利将軍に集金力はなくなったので、地方の戦国大名たちから金を集めるより他ありませんでした。思うに任せられず、即位式を二十年以上行えなかった天皇もいます。
 それでも歴代の天皇は古典儀式の勉強をし、朝廷の存在意義を残そうと努力を重ねます。彼らの家系は持明院統嫡流ですが南北朝の戦乱にあって一旦皇位から遠ざかります。それでも勉学に勤しみ、結局今の皇室の直接のご先祖になりました。大変勤勉で勉強熱心な家系です。
 戦国時代は皇室や公家の収入源である地方の荘園が戦国大名たちに横領、解体され貧乏した時代でした。現代の政治家は戦国大名を尊敬しても、この時代の皇室や公家を見習いたいとは思わないでしょう。しかし、政治に望む姿勢は、この人たちのようにして欲しいです。それに地方議員たちは、善政を行わないと容赦なく追放されたり、殺されたりした戦国大名たちよりも、遥かにぬくぬくとした立場にいるのですからネ。自分が努力しなくても、収入が法律によって保証されているご大層な身分なんですから。
 ・・・そっか、そういう経済的に保証された立場だから、陽だまりの縁側で昼寝しているデブ猫のようにしか見えないんだ!!(え