お泊りコンに参加してきただよ

 咳とか咳とか、咳とか止まらなかったけど、何とか二日間楽しませていただきました。運営の方、参加された方、一緒に遊んで下さった方、皆様に感謝でござります。
 初日。初めてのコンベンションGM、初めての『深淵』マスターやらせていただきました。ほんと、やらせていただいたって感じです。プレイヤーは三名さま。ベテランの某A氏に要所要所ルールについて解説いただかなかったら、一体どーなっていたでしょう。足を向けて眠る事はできませぬ。

 シナリオは『深淵』旧版サプリメント『城砦』に収録されていたリプレイ『不死者の城塞』からシナリオを起こしたもの。・・・どー考えてもプレイヤーのアドリブにマスターが乗っかっていく形のシナリオである事に途中から気づき、もはやラストシーンはマスターの手から離れたっ!!などと気楽な感じで当日を迎えました(マテ
 リプレイでは四人プレイヤーでしたが、今回は三人プレイヤーでした。散々迷ったのですが、時間内にシナリオ終了させる事が大事と思い、Pv要素を含むキャラを外す事を決定。結果PC1:奇妙な旅人・・・かの有名な魔族解放主義者ですネ。PC2:青龍の魔道師・・・なんだか解らないけど不死者グラニアを追いかけずにいらない、キ印の男。PC4:古鏡の魔道師・・・この世界における優秀な伝令役。しかしてその実体は北原の風雲児、黒男爵ユラスの諜報員として邪魔な不死者グラニアの排除を目論む。
 PC4がほぼNPCぢゃないですか!!と某A氏に突っ込まれましたが、まぁA氏に当たって良かったです。はい。リプレイそのものが個別にキャラ作成を行い、当日、他人のキャラを知らない状況でセッション開始というものだったので、今回もこちらが用意したキャラシートをランダムで選択していただくシステムにしました・・・A氏以外は、遥か昔に『深淵』セッションに一回参加しただけ、というおニ方でしたので、もしA氏以外がPC4を引いていたらどーなっていたか・・・自分のナチュラルラックに乾杯です(マテ
 ほぼ初心者のお二方が様子を見ながらロールプレイをする事を選択された時点で、暗躍者であるA氏が主導権を握り、魔族を支配する事で不死の力と無限の力を持っていたグラニアを滅ぼす事にPTは成功。PC1は魔族解放に成功し、魔族の下僕として次の陰謀へ身を投じ、PC2はグラニアに会った途端に、こいつ、オレの体を乗っ取ってやがる。グラニアの体は実は自分のものだった!!という衝撃の事実が判明・・・マスターも知らんかったわ。自分の体を乗っ取った憎い奴とばかりにグラニアを滅ぼす事に成功するも、肉体を取り戻す事はできず、新たなる放浪の旅、狂気の暴力を振るう為の旅に出ます。
 そして陰謀が成功裏に終わったPC4はユラス閣下にご報告。ニンマリと邪悪な笑みを浮かべつつ、次の陰謀へ・・・
 真っ黒なラストでしたがPTの目的、意識が統一され、大変素晴らしい展開になりましたっ!!半ば、たぶんこうなるだろうとは想像していましたが、マスターが想像する以上に完璧な勝利をPTは得ましたねぇ。だって完全体のグラニアに喧嘩吹っかけて勝つとは・・・。まぁ戦闘がグダるのはダメだよね、と魔族を封印していた樽の破壊難易度を下げた・・・下げすぎたとも言うが、というのもありましたし、プレイヤーの出目がリプレイよりも遥かに良く(普通よりもいいぐらい。リプレイが悪すぎたのだろう・・・)、もうちょっと寿命を削って一人ぐらいぬっ殺せると思っていたのですが、全員生還するとは・・・見事です。
 ピカレスク・ロマーンという事でしたが、Pvがない展開は善か悪かの切り替えさえしてしまえば、一致協力して目的を遂行するというのは、TRPGの定番ですから、プレイヤーの皆さんも割りと違和感なくできたのかも知れません。・・・二時間も早く思ったから、お一人づつ感想を伺えばよかったなー・・・ボドゲを二回もやる方を選んじゃったからのぉ。
 『深淵』は善悪の彼岸に立ち、プレイヤーの方々がその運命に悶えながら進む道を選択する、そんなところに魅力があると思いますので、それを少しでも感じていただけたら・・・と思います。でも拙いマスターですんませんでした。いつもこんな感じです(マテ)。プレイヤーの方たちが楽しまれているのに乗っかる形でマスターやるものですから、だいたい「自由にやっていいのよ?あたしゃそれについていくわ」という感じです。主導権はプレイヤーさんだと思っていますからのぉ。こっちはシナリオとNPCの演出に徹するというスタイルです。
 んで今回のシナリオ準備をしている最中に、『深淵』サプリメントでヤバいやつを見つけ、「コレ、ヤバくね?」というシナリオを見つけました。また機会があれば、このヤバいシナリオをやりたいと思います。その時はよろしくお願いしますねぇん。
 土曜日夜は、宿泊施設が飲酒禁止なので、有志を誘って夜の散歩がてら酒をぐびぐび。期間後は夜中の二時までボドゲの『人狼』をやってました。ナチュラルハイって奴ですネ。歳を考えないバカ者でござります。でも面白かったー!!またやりたいですのぉ。
 日曜日は二日連続卓のエリュシオンにお邪魔、期待の転校生でしたが、女の子キャラばかりのPTが熱望していたのは男キャラだったようですけど、それよりも何よりもクラスとしては支援回復系だったので、自分的に支援回復の男キャラはなかったものですから、あっさり期待を裏切り女の子キャラとなりましたっ!!華やかでイイジャナイ。
恋と冒険の学園TRPG エリュシオン

恋と冒険の学園TRPG エリュシオン

 しかし、何故かだんだん軍曹系キャラに性格がブレて行きつつも、PTに好意を持てば回復力が増すキャラだったので、手当たり次第にらぶい関係を結び、愛(好意)の力で生命力を回復しまくりました。好きなものは『愛』だったしなっ!!
 このゲーム、PC、NPCの別なく支援を取り付けた人がむちゃくちゃ巨大な力を行使できるので、終盤の戦闘は、その支援の力を乱用して(マテ)、PC側が巨大な、人類がかつて勝つことができなかった敵を圧倒。勝利。大団円となりました!!凄いね、愛の力って(チガ
 咳が止まらず皆様に不快&ご迷惑をかけたかも知れませんが、楽しい二日間でした。ありがとやんしたっ!!
 また来年もよろしくー!!