関羽の映画

 WOWOWでやっていたので見てみました。一月にもやっていたのですが、それをチラ見したら女優さんが可愛かったので。

 可愛いと思ったけど、なんか下の姪っこに似ているなぁ。そして関羽の心を惑わすよーな雰囲気。まぁ関羽が勝手に思いを寄せているような感じで彼女は劉備の妻の一人になる予定なので、報われない関係なのですがネ。
 物語の軸は曹操関羽の友情と憎しみ、それだけでは割り切れない男の関係を描いていますが・・・ええっと、関羽がね、腕っ節の強い劉備のような人間にしか見えないのですよ。『英雄』と言われ一騎当千だが無駄な殺生はしない。それはいいのだけれど、曹操が組織的に混乱した世を平和にし、民衆が生きていけるようにしようとしているのに対し、人民に慕われる関羽くんは小手先の事ばかりしているよーな感じで、何だかふにゃららしているみたい。
 だから関羽の苦悩よりも曹操の苦悩の方に共感できるのですよ。実際、曹操の方が格好いい。どんな手段をとろうとも関羽を部下にしようとするも、それを果たせない。劉備の下に走ろうとする彼。約束だからいかせろと部下に命じる。だが勅命により関羽抹殺令が・・・って、この経緯も良く解らない。なんで皇帝がそんな命令を出すのやねん?
 物語は関羽が去った後、およそ二十年後に彼が呉によって討ち取られ、その首が曹操の下に届けられて、彼が関羽の為に立派な葬儀を営むところで終わります。「彼を殺したのは羊の皮を被った狼どもだ。孫権だけではない。劉備孔明も」
 関羽劉備張飛は侠であり、極めて個人的な結びつきを重んじる人々です。曹操は侠でありながら法を重んじ、才能があるならば例え罪人であろうとも用いる人です。曹操関羽を理解し、愛し、彼を用いたかった。実際曹操はそういう人です。だが彼は情だけの人ではない。
 「私は自分が羊あるとは言わないがね」
 最後の彼の台詞が大変格好良くて好きです。だからラストに関羽が京劇ばりの見得を切っていても、余分だなぁとしか感じませんでした。どう見ても主人公は曹操だよなー。うん。
 日曜日はD&D3.5e予定が欠席者多数で流れ、ボドゲに。いや、やりたいゲームがやれたからええねん。
Vorpals

Vorpals

 王位継承を題材としたゲームです。ドミニオンのようなシステムと思いきや、配られたカードを一枚抜いて隣の人に回していくので、このカードを使って、関連した能力を・・・とはいかないのです。運頼みの面が大きい・・・けど戦略性も必要という。
 一回目、二人でやった時は勝手が判らず負けましたが、二回目、四人でやった時は、戦略がはまって勝ちました。やたー。
 んで次もドミニオン系のコレ。
ハートオブクラウン?Heart of Crown?

ハートオブクラウン?Heart of Crown?

 王位継承ものに弱いアタクシ。こっちは絵柄もらぶりーなので、人気商品でも再版された口。よかったよかた。こっちはマジにドミニオンですが、買えるアイテムが領地とか支持者とか以外はランダムに場に出てくるところがミソ。なかなか自分の思い通りにカードが買えないのですが・・・まぁ、なんとか勝ちました!ほぼたっちの差だった。
 ふふふ、D&Dなくても生きていけるぢゃない(え