市川団十郎さんが亡くなりました。

 昨日の朝刊に載っていましたが、詳しい事を知ってから書こう思ったので一日遅れです。といっても新聞記事程度にしか解りませんが。
 昨年の中村勘三郎さんに続き、歌舞伎界の大立者がお亡くなり。ニュースとかでしか見た事がありませんが、あの歌舞伎らしい発声とか顔立ちとか見ると、看板歌舞伎役者なのだなぁと思いました。
 ご自身はあまりテレビドラマとか映画とかには、あまり出演されていなかったと思いますが、その存在感が歌舞伎ファンではない人(ワシ)にもあったと思います。ご冥福をお祈りします。
 しかし白血病で骨髄移植治療して、血液型が変わるなんて事もあるんですね・・・そんな事をやっていたら体の抵抗力がガタガタになるのも無理ないですね。ふう・・・
 と言いながら感想は歌舞伎とは無関係なものですが、ナニか?(マテ

 「さる、ゴリラ、チンパンジー♪」とか子供の頃に歌っていたマーチは、この映画で使われていたものなんですねー。もっと明るい映画かと思った。
 イギリス・アメリカ映画で日本が仇役なので、なんちゃって日本人も端役でいましたね。怪しい撥音の日本語があっただよ。あと、早川雪州さん演じる収容所所長が浴衣で寛いでいるシーンとか。いくらなんでも、それはどうかな?
 他にも戦時中の筈ですが『正義の味方』アメリカーナは、まるでバカンスを楽しむように収容所を脱走した後、逃走するシーンがあり・・・ええ?!他にも橋を爆破するまでの隠密行動で、人夫として雇った現地の若いお姉ちゃんと戯れたり(男手は橋建設に駆り出されているという設定だが・・・あまりにもよそ行きの綺麗な格好だ)、ナニコレという描写は結構ありますが、ストーリーはさすがイギリス、人が悪いぜ!というニヤニヤしてしまうもの。いや、戦争の狂気を描いている話ですよ?
 橋を爆破させるスイッチを入れてしまうのが、味方の迫撃砲で吹き飛ばされた、橋建設の指揮を取ったアレックス・ギネス演じる大佐なのですが、それも何だか無理があるようなないような・・・まぁ昔の映画だから仕方ないか。
 日本軍の収容所が当時の捕虜をどう扱っていたのか、は、原作を書いた人の実体験に基づいているそうなので、信憑性がありそうです。捕虜の食事に箸を渡しているところなんか、それっぽい。営倉がトタンで覆ったせまっくるしい箱で、暑さと湿気にギリギリ拷問されるような場所にあるのも、なるほどという感じ。刺し木で閉じ込める簡易さも戦時中&最前線な感じですネ。
 そういえばアレックス・ギネスってスター・ウォーズエピソード4のオビワン・ケノービーなんですよね。ご本人はスター・ウォーズに出演した事を後悔していたとかなんとか。
 この映画はスピルバーグだかルーカスだかのバイブルみたいで、映画を撮る前には必ず見るのだとか。三船敏郎にダース・ベーダを打診した事といい、この人たち、自分の好きな映画俳優さんを使いたくて仕方ないのねって、当たり前ですよねー。
 とりあえず『名画』というものを見れて満足でした。