映像化できるのかしら?
いや、別にそういう話が出ている訳ではないのですが、読み終えてから映像化するとしたら、現在だとアニメしかないかなぁ、とか思いました。
- 作者: 月村了衛
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/09/21
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
その成立、運営からして警察内部から疎まれてきた『特捜』が、なんとなーく評価されつつあるような、ないような。そしてキャリア官僚たちの勢力争いと、正体どころか目的も不明な『敵』の暗躍も健在。
ハードボイルドな暗鬱な空気と読後の微かに感じる救われたような気分。そして再び突き落とされるような感じ。これがタマラヌ。
CGが発達してきたので、全高四メートルの『キモノ』が登場しても実写化できそうですが、ネックは多国籍他民族な登場人物。中国系の人は日本人でもなんとか・・・でも陰鬱、冷たいアイルランド美女のライザ・ラードナーと今回のロシア人ユーリ・オズノフは日本語ペラペラという設定ですから、この条件を満たす白人俳優さんを見つけるのが大変。
そして日本を舞台に暗躍するロシア人組織とか、IRAとか、どーするんだ?となるとアニメにしかならないと。
でもキャラデザインによって印象も変わってしまうし、女性キャラが数えるほどしか出てこないアニメが受けるのか?という問題もあります。『ボトムズ』は作り手にそういう自縛のない時代の作品ですからねぇ。
まぁ『累計何万部突破!』という煽り文句が出てこない限りは、大資本による映像化はないと思いますけどネ。
日本映画じゃなくて、ハリウッドがやったら面白そうだな、とか思ったりしたりして。ふふふ・・・。