早寝すると早起きします。

 昨夜は映画を見ようと思ったら両親が居間のTVに鎮座ましまして、今夜はTVを離さないと申されるので、迷った挙句に寝床で本を読んでしまえと読書してたら、いつもよりも一時間早く就寝しましたよ。
 気がついたのは目覚ましの時間よりも一時間早い時刻。なーんだ二度寝できるぢゃん。それはいいけど、なーんか音のない世界だなーっと思っていると夢を見ているらしいんですよ?目覚ましの音で、もっかい目が覚めましてね。・・・特に素晴らしい目覚めという訳でもなかったですよ・・・あれ?
 寝床で読んでいるのが長い『氷と炎の歌』だし、一度読んだ話だし、何度も日記に書いているのですが、最初に読んだ当時の感想を思い出しましたよ。
 『英雄不在の戦乱物語だな』と。
 英雄というか主人公というか、戦乱歴史ものというと主人公の登場人物が過酷な運命にも強大な敵にも打ち勝ち、最終的に天下統一とか、平和な世の中になりましたーとか、そんなオチなんですが、まぁ勝利を予約された奴はこいつだな、と見分けがつく訳ですよ。だいたい。
 ところがこの『氷と炎の歌』にはそんな常識は通じないっ!こいつが主人公だろう・・・と思っていたエダート・スタークは権力闘争に敗れて・・・って言うのもお粗末な展開で、相手がよほどの間抜けじゃないかぎり死ぬよな、と思っていたらあっさり処刑。
 じゃあ主人公みたいな奴を端で見ている人間の記述で語る形式なんだー・・・と思うと、『不敗』のロブ・スタークはぬっ殺されるし、『傑物』タイウィン・ラニスターは家族内トラブルでぬっ殺されるし・・・まったく展開が読めないところが面白いでありますが、まぁ死んでいく人間には、それなりの理由がある訳で、エダート、キャトリン・スターク夫妻はまぁ当然の結果としか思えないよ、この最後は。
 不運なのはティリオン・ラニスターなのですが、三部で家族内抗争に一つの区切りがつき、逃亡したとはいえ全てのしがらみから解放され、実家の財力や後ろ盾はなくなってもフリーハンドの活躍ができるようになりました。ただ・・・彼の立場にはあまりにも敵が多すぎる。この物語の中でもっとも好きな登場人物なだけに最後まで死なないで欲しいところです。四部で登場しないんだもんなー。五部で活躍して欲しいわいな。
 まぁ日本語版の五部が読めるのは今年の夏以降なんでございますが。
 ・・・明日は別の話題で日記を書こう・・・