当たり・・・なのか?

 二十四日に買ったもの。

 『ランドリオール』のCDドラマを買う為にゼロサムを買った時に(金を払う全プレの為なのさ・・・)、連載二回目のこの作品に会いました。毎回主人公が変わる話が読みたいという編集さんのリクエスト?要望?から生まれたそうです。
 ゼロサムはハイティーンの女の子向けの雑誌だそうですが・・・本当か?こんなハードボイルドな作品は普遍的なハイティーンな女の子が読むとは思えないのだが。
 旧都にそびえる聖塔(ジグラット)を巡って政府軍と反政府ゲリラが攻防を繰り返しているのが、その舞台なのですが、政府軍の守り方が妙なんですよね。放棄された市街地を防壁として使っているのですが、その後ろに高い防壁があり、聖塔を直接守っているのは戦死した政府軍の兵士たちを飲み込んで成長する生きた壁。しかも兵士たちは士官といいながらどうみてもローティーンの子供ばかり。隊長各の連中どころか最高司令官も二十代にしか見えない。そしてしばしば部隊が全滅する恐ろしいほどの損耗率。
 常識的に考えるなら、防壁から掃討用の重火器で見晴らしのいい場所から接近する敵を撃破するのが常套。なので旧市街地は邪魔でしかない筈ですが、政府軍はしばしば出撃し、市街地でゲリラと格闘戦をしています・・・そりゃ戦死者が山ほど出るだろう。速成教育の子供ばかりの『士官』が兵士で肉弾戦を挑むのだから。
 これはどうも真っ黒な裏があるみたいですネ。ないと嘘ですネ。今後の展開が楽しみです。 もうとっくの昔に終わっていたと思っていたら、まだ終わっていなかった、本当の意味での『機動戦士ガンダム』の後日譚。『逆襲のシャア』以降の話しだし、まったくアニメでは描かれなかったジオン共和国内の話しだし、そしてカイ・シデンの話しだし。
 まぁ完結してくれて良かったです。昔からカイは憎めない人だったのですが、というか本音で語ってくれる人だよな、と思っていたので、老年のカイ・シデンが主人公のアニメ・・・なんて、できる訳ないよなー・・・。