ウォッカを飲みながらポアロ

 久しぶりにでポアロのドラマをDVDでですが、見ました。見るだけなら自分の部屋にもブラウン管式の古い奴があるのですが、大画面で見たいな、と思ったら居間の液晶TVを使い、そこは両親の根城なので、彼らが寝室に引き上げてから腰を落ち着けてみます。
 いや、父親と一緒だと文句とか質問とか、色々されるので集中できないのですよ。
 見た作品は『愛国殺人』のドラマ。この作品は、オレサマ、国の為にがりがりやっているぜ、保守の最後の砦だぜ!とか言っている財界の有力者が、自分の秘密の為に三人も無慈悲に殺すという事件を扱っています。
 保守=正義なーんて考えている人は、こういう行動を取るのかも知れないと思うと胸糞悪くなっちまうのですよ。それにこの作品、『ワトソン役』のヘイスティングスが出てこない。つまりボケ役がいないのですよっ。かろうじてジャック警部が、知られざる私生活のむ一部を披露してくれますが・・・明るいユーモアは最後の最後でちょろりと出てくるくらい。原作を読んだ時は、まだ犯人に少し同情できるような、そんな文章でしたが、ドラマは高慢で嫌な奴に仕上がっていました。
 ちょっと後味悪いなぁと思ったのですが、それ以上に・・・ええっとウォッカが。この間までテキーラを飲んでいて、胡椒みたいな風味がアレだな、と感じていたものですから、久しぶりにウォッカにいってみたのですが・・・なんか、テキーラよりもアレな感じ。ウォッカはあんまり風味のないドアルコールな感じのお酒ですから、それが余計に感じられたみたいで、なーんか二日酔いじゃないけど胸やけか胃もたれ・・・みたいな?
 ぬー・・・ミステリー的な作品でなく、もうちょっと軽快な作品の時に飲めば良かった。
 まぁ、気のせいでしょうけどネ。