自分にとってのガンダムもの
小学生だった頃はともかく、『ポケットの中の戦争』『スターダストメモリー』『MS08小隊』とオリジナルのアニメヴィデオ作品を見た後だと、ガンダムものはヒーローとかそんな分野ではなく、やはり『戦争もの』それも栄光とは程遠い人間同士のぶつかり合いというイメージがあります。だから一年戦争ものではないガンダムものは、別にガンダム使わなくてもいいぢゃないと思うのですが。
昨日買ったコレもそんな戦争もの作品の一つ。
機動戦士ガンダム サンダーボルト (1) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 太田垣康男,矢立肇,富野由悠季
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/10/30
- メディア: コミック
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それに最近のガンダムマンガは角川から出ている事が多いので、てっきりそうかと・・・いや、独占でそういう発行物を出す提携をサンライズとか版権持っているところと結んでいるのかと思っていました。
お話は、ア・バオア・クー戦直前っぽい暗礁宙域。ジオンの補給路になっているそこを叩く為に連邦軍はゲリラ掃討を行いますが、狙撃兵に壊滅的な打撃を受け続けます。そこで動員されたのが、暗礁宙域、元のサイド4ムーアの生き残りで結成されたムーア同胞団の部隊。彼らのMSも壊滅的損害を出します。そこで投入されたのがFAガンダム。え、かつて講談社の少年誌で発表されて以来、紙面でほとんど見た事ない・・・というか、実際に活躍する場面など見た事ないガンダムですよ。
まぁ機動力重視のMSに重装甲、重火力のっけて機動力殺すのはいかがなもんかと、たぶんオタな方たちは考えたのですが、デブリ漂う暗礁宙域なら、納得。普通のMSなら運が悪ければデブリに引き裂かれてしまいますからね。
対するジオンは消耗兵を中心に結成された狙撃部隊。全員、義手、義足、義眼・・・まぁ何かしら戦傷を負って退役すべきところを『新技術』でMS操縦できるようにされて戦線に、こういう裏口の戦場に投入されているという・・・
この手の話に多いように連邦、ジオン両サイドに主人公各がいて、二人とも軍規違反で戦闘中に自分のコクピットに音楽を流している。ただ連邦側はジャズ、ジオン側はポップスという違いがあって、それも争いのネタになるみたいな。
こういうドラマが好きなのでワクワクしますよ。まぁあと一巻か二巻で終わりそうですが。