蒸っし、蒸し

 湿度が高いとポリポリ掻きたくなります。ぽりぽりぽり・・・やめやめ!!やめないとひどい事になります。はい。
 D&D3.5eへのシナリオコンバートで「こんなんじゃ蹂躙される一方だ・・・しかし脅威度を高くする訳にもいかないし・・・きぃ!!」とか昨日の夕方はやっていました。集中力が一時間ぐらいでとぎれるので、クリーチャーは一体つくるのが限度ですネ、はい。
 最近寝る前に懐かしい本を読んでいます。アタクシの、二十代に出会った師匠、みたいな感じ。

中華帝国志〈上 治乱興亡篇〉 (講談社文庫)

中華帝国志〈上 治乱興亡篇〉 (講談社文庫)

 今から思うと、始皇帝はそこまで政治的な天才ではなく、逆に一つの戦争機械としてなりたっていた秦国という組織を、全国支配の機構として無理やり使おうとして、慣れない被支配民から総スカンを食らった、つまり支配を強行してしまった政治オンチな印象もあるのですが、それはさておき、同じことの繰り返しかもと思えた中国史にも、やはり進歩という概念は存在し、また日本人からすると不可解な中国人の考え方の一端がちょろりとでも理解できたような気がしたので、面白かったです。
 後漢末から三国時代を相対的に見る視点を得たのも、この本からでした。あと、宋の時代が軍事的な劣勢にも関わらず例外的な幸せな時代であるとか、歴代王朝で宦官がもっとも幅を利かせた明の時代が、実は宦官と士大夫(官僚)が足並みそろえて『皇帝親政』を支えた、つまり成熟した時代であったとか、ね。あ、汚職は中国では絶対に存在するので、それを基準にすると全て腐敗していた事になりますが、贈収賄が物事を円滑に進める為の潤滑材と理解すると、常軌を逸した人物が出てきたらおかしいと感じるようになるから不思議です。
 まぁ、日本も江戸時代は常識の範囲内の贈収賄ってのは存在していて、中元や歳暮の贈り物感覚だったらしい・・・かな?
 私が接した事がある中国人というのは、日本に来ているか、日本語を理解する人ばかりなので、付き合いづらいという事はありませんでしたが(アパートの契約が切れて退去された後、警察官が訪ねてきたというのは一回あったけど)、中国や韓国って国は付き合いづらくても付き合っていくしかない国なんだなぁ、とか最近のゴタゴタを見聞きすると思ったりします。