今日もパーフェクツスカイ
でも熱帯夜にならない予想。ほんとかな?昨日は午後からメーカーの方が二社、踵を接するように、いや接してましたね、おいでになりまして、「暇ですネ」「暇ですなぁ」「早く涼しくなってくれないと、冬ものがまた売れませんよ」「そうですねぇ」なんて不景気な話題と時事ネタで二社合わせて二時間半ほど喋っていきました。
今年は冬物の値上げはないと思うけど、どうでしょうねぇ。へろっとした顔で値上げするからなぁ。
そして久しぶりに読んだ本。
- 作者: 谷口健治
- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 2003/03/01
- メディア: 単行本
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バイエルンは伝統的にフランス寄り。東隣のオーストリア・ハプスブルグと歴史的に対立していたせいで、最初は領主同士に諍いに過ぎなかったのですが、十八世紀末になると国民感情になっていたらしく、ドイツ民族としての統合よりも、オーストリア嫌いがバイエルン人にはあったようです。今はどうか知らないけど。
なのでフランス側に協力してその恩賞で王国になり、その地位を確保したまま、土壇場でフランス軍と戦って(ボロ負けして)フランスと戦った実績をつくった為にナポレオン没落後も王国として列強に認められたそうです。
三十年戦争の頃は独立した軍事力を持つカトリック勢力として列強も無視できない存在でしたが、それは十七世紀の話。百年のたてば状況はまったく変化するものです。
中世から領邦君主がやりたい放題してきて、モザイク連邦国家、しかも外交すら一体感がないドイツ。その非効率な統治と非力な戦争実行能力が露呈したのがナポレオン戦争でした。一円領地を形成し、何とか中央集権国家をつくろうと試行錯誤を繰り返した当時のバイエルン支配者の苦闘が興味深かったです。数十年後に観光資源の綺麗なお城を建てる王様が出てきてシンデレラ城のモデルになったりするんですがね。