可哀想なのばっかり

 楽しみにしていたコレです・・・

Landreaall 20 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

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 うおっ!!はてなの売れ筋に上がってる。いぇーい!!ランドリオール、もっと売れるといいのぉ。
 それはともかく・・・DXよぉ、どうしようもないですね。女運が悪いというのかどうなのか。まぁアダルティに考えたら、メイアンディアの旦那は恐らく六十近い年齢だから、彼女と再婚できるという可能性がありますが、ティーンネイジャーとしては、ない選択肢ですよね・・・
 これはアレですか、少女漫画の女主人公は恋しなきゃならないけど、男主人公は女と上手くいっちゃいけない法則なんでしょうか?ここまで望みのない展開になるとはね。というか旦那が亡くならないと結ばれないパターン・・・少女漫画的にはあんまりない展開だからなぁ。うー・・・くっそぉ。悔しいなぁ・・・。
 話を見る限り孤独な少女が恩返しに結婚を決意。その直後にDXが現れて揺らぐって感じ。「ずっと側にいて欲しいなんて、言えない」「君を好きにならない。ずっと好きならない」なんて、自分から退路を断つ発言をする二人。しかし四巻から引っ張ってきた伏線がこんな形で途切れるとは・・・思いたくない。でも・・・あぁ、ダメかなぁ。
 それから、コレ。 歴史好きな人の中には結構いる黒田官兵衛スキー。しかし、この本を読んで解った事は、『秀吉の軍師』と言われながらその事跡で確実なのは、西国大名相手の交渉を担ったという事だけ。帷幄に関わったとか、そういう部分での物的証拠は、今のところないようです。
 そして基本資料が『黒田家譜』という大名黒田家が編纂したものなので、相当眉唾なところがある。んで、自分なりに読んで思ったこと。
 黒田家の稼業は、おそらく薬商人から始まったという事。黒田家は佐々木家、つまり宇多源氏だと主張しているようですが系図が途切れているので信憑性は低い。なので確実な薬商人出身であると思う方が正しいし、新興勢力出身と理解する方が彼のフットワークの軽さを理解しやすいと思います。
 それから関が原の合戦においての発想が、どうも自らの領地を切り取り広げていく方向に動いていて、中央政府の中枢に関わった人間にしては、信長、秀吉と続く支配構造を理解していないような振る舞い。まぁ晩年の秀吉政権から距離・・・というよりも干されていたみたいだし、かといって家康とのパイプも太くないようですし、自領拡張するぐらいしか発想がないのかな?
 まぁ『軍師』という当時ではあーんまり地位が高くないか指揮する兵力がなさげな称号をいただいてしまっている辺り、実際の姿よりも通説が大きく見せてしまっているような印象はありますね。
 近世大名としての基礎は、息子の長政が頑張った結果だと、やっぱり思います。