エリック、可哀想・・・

 これの話です。

ジゼル・アラン 3 (ビームコミックス)

ジゼル・アラン 3 (ビームコミックス)

 ジゼルさんが、ああいう性格になったそもそも原因とか、父親と折り合いが合わない原因とか、大変良く解りました。・・・未熟な父親だから、こう育ったのかなぁ・・・。
 さて佳作をとったエリックさんには、出版界の理不尽な洗礼が・・・俺だったら、やってられっか!!と投げ出すか、いや、これを機会に売れっ子の文章構成力を盗んでやるとか、そんな事を考えますねぇ。んで、別の文学誌に応募しなおす、とかね。
 もはや会うことはないと思っていた『船長』がやってくるし、ふふふ・・・なんか次の展開も楽しみですナ。
 そしてこんなのも読みました。
夏の滴 (文芸シリーズ)

夏の滴 (文芸シリーズ)

 この著者の方、SFで知ったのでSFチックなのかな?と思ったのですが、ホラーでした。そして、ホラーというものは後味の悪い話の事なのかな?と思ったりしたり。
 図書館で借りた本なので、栞がはさんであるのですが、そこに「うわぁぁぁぁって叫ばずにいられませんでした」なーんて感想が書き込まれていました。気持ちは解る。でも、まぁ、ホラーだからネ?
 でも気になったのは、子供の感情をグロテスクに描いているところかな?子供を天使とか言う人は、天使とは残酷な存在であると理解している人なのかしら、とか思ったりしたりしたり・・・この子供の人間関係の描き方は、結構好きでした。
 全体的な構成は、もうちょっと・・・と思ったりしましたがネ。