少しムリした

 と言ってもコレを見ただけですが。

EMOTION the Best WOLF'S RAIN DVD-BOX

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 渡辺信一郎さん抜きのカウボーイビバップSTAFF作品という事で、前から興味はあったけど、ビバップのライトさが欠片もなかったので少し敬遠していました。んが、YouTubeで見た他国語吹き替え版の美しさに、これは見ておくべきだと購入。昨日怒涛のごとく見終えました。やはり眠い・・・というか黒糖焼酎と中国の白酒を一杯づつ飲みながら見ていたのが今朝の胃腸に打撃を与えていきおった・・・ダメじゃん!!
 ストーリーは黄昏の世界で狼が花の乙女とともに『楽園』を目指すというもの。終盤、旅の供が一人、また一人と脱落していくのが寂しくて悲しくて・・・うはーん。
 結局のところ、主人公は全てを失い、それでもまた『楽園』を目指すように見えました。悲しい物語が美しいという説を支持している私としては、確かに美しい物語でした。
 作中の表記がキリル語になっているところとかも雰囲気が出てて好きだなぁ。
 そして読み終わったもの。
ダイナミックフィギュア〈下〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

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 んー・・・主題は好きです。登場人物の造形も好きです。しかし・・・演出がなぁ。時々誰が喋っているのか良く解らない場面があったり、主要登場人物の死が衝撃も何もなかったり・・・これは狙ったのかな?
 最後のエピローグも、もう少し、もう少し・・・何か足りない気がする。なんだろう。その言葉か物語の不足分で、共感できないものになっている気がする。
 ちょっと惜しいなぁ。