金銭に頼るのダメだな・・・
課金しないでプレイするつもりだった『わグルま!』、キャパシティ不足解消だ!!っと思い切って部屋を拡張してしまいました。・・・キャパシティ、増えるのは1か・・・ちゃんと読んでから買うべきだったorz。まぁ家財道具が整理して配置できるからヨシとすべきだナ。
またゲーム用にマイミクを増やす行動に出ました。それでキャパシティが増えるのかどうか、自信がないのですが、まぁ、なんとか。
昨夜は『長者町カルタ』なるものをどうやって広めようか?具体的にいうと小学生にプレイさせて遊ばせようぜ、という打ち合わせというか会合というか。現在のところ、唯一実働していただいているご近所の会社の会長さんが地元の小学校の教頭さんの話を聞く限り、なかなか学校を開放という事にはならんようです。PTAと学区全ての町内会の要望なら考えんでもないよ?みたいな。
小学校内にOBがこさえた茶室のような和室があるらしいのですが、まぁ寄付したOBの方々専用部屋みたいなもので、そこに話をつけるのも難しいみたいな。正面突破は面倒くさいので、町内で資金をひねり出してカルタを各クラスに一つづつ進呈する事を試みようと。
会場はご近所の神社の社務所を総当りみたすな話になりました。まぁ実働は会長さんだけなんですが・・・いや、平日はちょっと動けないですよ、はい。・・・すみません。今はネタ出しだけで精一杯です。
そして先ほど読み終えたもの。
ビザンツ貴族と皇帝政権―コムネノス朝支配体制の成立過程― (金沢大学人間社会研究叢書)
- 作者: 根津由喜夫
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2012/01/18
- メディア: 単行本
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ちょうどビザンツ帝国最後の光芒を輝かせた時代です。当時のビザンツは軍事的な梃入れを行ったバシレイオス二世の体制の箍が緩み始めた頃。富が集中する首都コンスタンチノープルの貴族たちは、その再分配にあけくれ、皇帝も相対的な自分たちの中の第一人者として扱われようとしていました。
他方、国境付近の辺境は西も東も危機的状況。特にセルジューク・トルコの攻勢は激しく小アジアは次第に蚕食されていくのですが、中央は貴族たちに金をばら撒き過ぎて軍事費が不足。不足分を重税で賄おうとし、ふんだくるだけふんだくって自分たちを守ろうとしてくれない中央に不信感を抱く地方。
空中分解しかかったビザンツ帝国の箍をはめなおしたのが結果的にアレクシオス・コムネノス。彼本人は帝位を簒奪するまで、意識をした事はなかったのでしょうけど、トルコ勢に小アジアの大半を奪われ、しかも南イタリアを制圧したノルマンのロベール・ギスカールに攻められ、そういう危機的な状況で家父長的な主導権を持つ専制的な皇帝体制を整えます。
それは皇帝さえ軍事的才能があれば有効に機能する制度であったので、彼の孫の代までは何とか有効に働いたようです。
どうも日本の研究者は「ビザンツ帝国なんて老醜の国家を研究してどないなるねん」みたいな事を考えているようで、こういう本は珍しいのですが、そこが逆に面白いですね。ギボンの『ローマ帝国衰亡史』は十八世紀の著作ですからねぇ。そこから進化した論説を読んでみたかったので、良かったですよ。