しばれる〜

 寒いです。今週と来週は寒気が到来するので冬らしい気候になるようです。東北以北、日本海だけでなく関東も積雪したようですし、東海地方はどうかな?名古屋あたりは風花ぐらいかしらん。皆さま、雪には気をつけてくだされ。
 と、天候の話をして場が和んだところで、話題の転換。ネトゲーでPT組む間の待ち時間に読書しているのですが、『カペー朝』という講談社新書の本を読んでいて、まぁフランス王家がどのように始まり、歴代の王がどんな事をやった、やらかしたか、という話なんですが、一番最初のあたり、フランク王国カロリング王朝が実権を失い、カペー家にとって変わられるあたりの話を読んでいると、いつも、なーんか小説ネタとして使えないかな、と思ったりします。
 ほら、群雄割拠でね、こういう展開だと皆が王位を争うって感じじゃないですか。この時期、実は逆だったりする。カペー家、その頃はロベール家と言ったのですが、確かに当時のフランスで最強の伯家でしたが、最強といっても頭一つ分出ているだけで、他の諸侯に強制力を及ぼせるほどの圧倒的な実力がある訳じゃない。だからカペー朝初代王ユーグ・カペーの親父、大ユーグと呼ばれる男は言う事聞かない諸侯の槍玉にあげられるよりは、傀儡の王を立ててそれを後ろから操った方がいいジャマイカ、と考えた次第。
 第一の実力者だからこそ実を取ったと。
 ところが息子のユーグ・カベー。当初は親父の方針に従ったのですが、カロリング朝の直系子孫が絶えた時に、聖職者や有利な姻戚関係に支えられて王位についてしまい・・・ええっと、だからどやねん、という状況に。
 実質的にフランス王がフランス王国で最強の勢力になるのは百年以上も先、フィリップ二世の時代。それまでの歴代の王たちは王号だけ持っているそこら辺の諸侯と同じ勢力という、なんともアレな話。
 これを逆転していく過程を小説にできたら面白いかなぁと思ったりしたり。
 ただ、イラストをつけてくれる人がいるのかどうかと考えると不安でありんす。まぁネタとして何処かで使う事を狙いつつ、暖め続けてやらう。
 そんな事を考えながらネトゲーをやったりしたりしてまする。はい。
 原稿はやってますよ。ふふふ・・・