ちょいと野暮用がありましてね

 なーに、本当の野暮でござんすよ。3.5eのエロティックファンタジーの事が少しは解るようになったと、そんな事でしてネ。友人のMiyoleさんに第一章と第二章の和訳を貸していただきましてネ。良い子の皆さんには解らなくていい事でげすよ。
 それはともかく、休みの間に読み終えたもの。

秘密 10―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

秘密 10―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

 えーっと、破滅の坂へ真っ逆様なのか、それとも一発逆転が待っているのか、良く解らない展開。理解できたのは女性作者が抱いている男の戦友同士の連帯感への憧憬というものが、何だか根深いのだなぁ、と思ったりしたり。
 塩野七生さんもそうですが、男同士の絆は女性にとっては憧憬の的なのかも知れません。女性同士には絶対こんな感情はないとか何処かで書いていたような気がするけど、あたくしは女性でないのでワカリマセン。
アメリカ独立戦争〈上〉 (学研M文庫)

アメリカ独立戦争〈上〉 (学研M文庫)

アメリカ独立戦争〈下〉 (学研M文庫)

アメリカ独立戦争〈下〉 (学研M文庫)

 ようやく読み終えました。ふふふ。以前にもアメリカ人の手になるアメリカ独立戦争ものを読んだのですが、戦場の動きだけで社会情勢は理解しにくかったです。特にイギリス側の事情が。
 この本はイギリスの世論、議会や政界の動き、そして独立戦争を戦ったイギリスの意思は国王ジョージ三世に代表されていたことなどイギリス側の事情も詳しく説明されています。
 あと、徴税権のないアメリカ大陸議会は戦費の調達に四苦八苦しており、決して軍事的手腕に長けていたとは言いがたい総司令官ワシントンでしたが、彼の統率力と継戦の意思がなければアメリカという国が生まれていたかどうかは怪しかったかも知れません。参戦した民兵が契約制とか、兵士に支払う金がないとか、紙幣を安直に発行しすぎて大陸会議は破産しそうだったとか、まぁ戦場だけ追っていては解らない事が書いてあり、面白かったです。
 この調子で友清さんにはフランス革命からナポレオン戦争までを、イギリスの視点で描いてくれないかと思ったりしたり。どうしてもフランスやハプスブルグ、あとはアレクサンデル一世のロシアの視点が多くて、対フランスの影の立役者であるイギリスの動きを主役として扱った本が、私の知る限りないよーな気がします。
 でも再販されていないようだし、どーだろ?とても客観的で解りやすい記述なんだけどナ。