今週末の三連休まで

 晴れるようです。来週の火曜日から雨。来週火曜日の晩に会合あり。・・・はぁ。
 いやな事、面倒な事は思いついた時にとっととやっておきたい人です。来週火曜日の会合もその一つ。しかし・・・とっとと終わらないだろうなぁ・・・会合そのものではなく会合でこなす作業という奴が。まぁ少し考えます。
 最近制服業界は八月の盆過ぎが暇です。暑いけど夏物を着るなんて一月あるかないかだし、でも冬物を買うには暑いし。という事で真空状態になるのですが、今年は九月一日に秋冬物の値上げをメーカーがしてきましてね、ご入用の場合はお早めにご注文を、というアナウンスをしたら、いくらかのお客さんが八月中に前倒し注文して下さいまして、という事は本来九月中の仕事を八月末から九月初めにやってしまったという事になり・・・ええっと予想以上にぼんやりな日々がここ二三日続いています。
 そのせいか読書が進むこと!!もうちょっとで読み終える本です。

午後の行商人

午後の行商人

 舞台はメキシコ南部。スペイン人の征服からこっち、幾度革命、クーデターが起ころうともちっとも変わらない人種差別と硬直した身分格差のある世界。メキシコ留学中に日本の彼女にふられた二十代の日本人男性がふらふらとやってきたら、その地域の混沌に触れて何気なく入り込み、気がついたら老人の古い復讐の片棒を担いでいたという・・・その老人の復讐劇に九十年代半ばのメキシコの混乱が重なって、そして・・・という展開。
 船戸さんの小説は昔から読みたいと思っていました。二十年ぐらい前のヤングジャンプで船戸さん原作の漫画が連載されていたんですよ。それを最後まで読んだ記憶がなく、題名もちょっとうろ覚え。図書館で借りる本を物色するのに困る(え?)と船戸さんの本を手に取り、これか、どれか、読んでみたいなぁと思いつつ諦めたりしたり。
 今回ちゃんと読んでみて、八十年代のエロス&ヴァイオレンスと違って味わいのある作品だと思いました。ハードボイルドというか不条理な人生の物語というか・・・ふーむ。
 次も読んでみようかな。