今日は雨が降るのかな?

 ここんとこ水蒸気や湿気に満ち満ちているというのに、雨があんまり降らなかった名古屋市街。今日はしとしと降っているようです。荷物の配達が二十ケースほどあるので、あんまり降って欲しくなかったなぁ・・・
 昨日紹介したモサドの本、まだ全部読み終わっていないのですが、基本的に情報収集と公式な外交交渉を行う機関らしいです。ただ国外にいる対イスラエルテロリストをぬっ殺す事もやるので、暗殺集団みたいなイメージも。他にも過酷な尋問で捕虜をぬっ殺したりと・・・ええっと悪名高き特高警察や色んな国の秘密警察と何処か違うのか?という面もあります。
 そういう面が強く出たのはミュンヘンオリンピック事件。スティーブン・スピルバーグ監督作品の『ミュンヘン』を思い出しました。本には簡単な事件のあらましと、その影響が書かれているのですが、映画の筋もほぼ同じ。ただ妊娠している妻が出産を控えている主人公は、凄惨な報復合戦に耐え切れなくなりアメリカに亡命してしまい、これは創作の部分ですが。
 この七十年代のテロには日本赤軍も深く関わっており、押井守さんの作品世界にも大きな影響を与えた時代なのかなぁ、と思ったり。今から思うとこの時代のテロリストって理想を追っかけ続けた先進国の夢追人と、切実な現実を打破する為にやっている紛争国の人々とが交わっているんだなぁ・・・これが思想戦争の時代って奴かしら、と思ったり。
 今はどうなんだろう?もはや世界革命を夢想する人は希少だろうし、宗教間対立が協力を阻むのかしらん。
 全ての人が満足できるようになればテロは減るのでしょうか?
 最近はそういうニュースが日本には聞こえてこないので、関心は薄れているのかなぁ。
 まぁ国家ぐるみでそういう事をやる国は絶えませんが彼らの不満は理不尽に思えますネ。

ミュンヘン スペシャル・エディション (2枚組) [DVD]

ミュンヘン スペシャル・エディション (2枚組) [DVD]