暑い水の中にいるようだ・・・
湿気が多く蒸し暑い日々の中にいると暑い水というか、それってお湯じゃね?という突っ込みの中、生きているような感じ。
先日読んだ江畑さんの本と好対照だなぁ、と思いながら読んでいるのが、これ。
- 作者: 野嶋剛
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2003/05
- メディア: 単行本
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こういう命令を出すところが平和ボケといわれても仕方ないというか・・・従軍なのだから戦闘に巻き込まれるに決まっている。その上で応募し記者を派遣する事を踏み切ったのならば、最後まで取材させるべきだと思うけど・・・会社は記者の命への責任を回避したように見えるのは気のせいだろうか?
まぁ、友人、知人、家族が心配し、とっとと帰って来いという気持ちは理解できますが、行ったからには最後まで見届けて欲しいというのが、読者の気持ちですよね。
さて、ハイテク兵器により格段に兵士の安全がはかられている・・・と江畑さんは書いていたけど、現場ではやっぱり歩兵は必要で、そして歩兵は死亡確率が最も高い部署であるのには変わりない。まぁ現場である事はいつまでたっても変わらないし、戦闘の先行きにはほとんど関係ないけど、一般人と同じ格好をした民兵やゲリラ兵と戦うのは彼らであって、誘導弾頭ではないということ。
あと面白かったのは米兵たちが「俺たちは二百年の自国の歴史さえ知っていればいいって教えられてきた」といい、記者が最古の文明発祥地なんだー、と感動するチグリス川に、つづりが似ているというだけの理由でタイガー川と名づけるという・・・
これが平均的なアメリカーナなんだ、そうなんだ・・・ふーん・・・