ぎゃあああああ！！

　悲鳴です。断末魔の。主に財布が。
　いや、昨日九月に送られてくるとばかり思っていた、復刊ドットコムに発注していたコレがきちゃったんですよ。

ダルタニャン物語〈第1巻〉友を選ばば三銃士 (fukkan.com)

　一冊二千・・・いくらだっけ？それが十一冊で合計さんまんえん弱。予期せぬ出費三万円です。ぎゃあああああ！！
　いや、嬉しいんですよ、ほんとに。
　1990年初頭、ＮＨＫでモンキー・パンチ原案というアラミスが女でしたっ、というアニメ三銃士が放映されていた頃、同人誌でそのジャンルを買っていたら、まぁ詳しく調べたりする事が好きな人がいて、日本人が知っている『三銃士』、それはダルタニヤンが主人公の大河物語の第一部に過ぎないと同人誌に書いている訳ですよ。
　こりゃ、いかん。読まなきゃーと思ったのですが、その頃は学生で財布は今より貧弱。それに近世フランスの事はよく知らない状況。ルイ十三世の時代なんて日本人にはメジャーじゃないもんね。講談社文庫で第三部まで読めるとは知ったのですが、本屋さんにはおいておらず、取り寄せて買うという発送もなく、そのまま忘れておりました。
　それから十年ほど経過して、東京のコミティアにジュンク堂書店さんが出張販売される事になり、注文書を配布されていたのですよ。それなら講談社版のダルタニヤン物語を頼もうか、と申し込んでみたら「廃版でした。すみません」とご丁寧な連絡が。いや、まぁ仕方ないよネ。
　そして去年、そういえば復刊ドットコムなんてサイトがあったよねー、とぼんやりと思い出し見てみたら、ナニ・・・過去にも復刊されているし、今もリクエストが絶えない・・・だと？どういう基準で復刊が決定されるのかいまいち解らないのですが、物は試しとリクエストしたら、この春に復刊決定！やったー！と思ったのですが一巻から順次発行ですよ。送料を安くしようと思ったらまとめて送ってくれろ、ですよ。そうやってリクエストして、発刊スピードを計算したら九月だよね・・・と考えていたら、八月にきたかよ。
　嬉しいよ。図書館にもおいていない本だし、読みたかったし。でも・・・財布に痛々しいでありますよ。トホホホ・・・