今週は梅雨みたいな一週間・・・ですよ?

 昨日は激しい雨が降り、古いうちの建物は案の定雨漏りです。もきゃー!!その対応で午前中はオワタ・・・
 夜はお祭りの会議とか、昨年のあいちトリエンナーレでこさえてもらった山車をどうするかとか、色んな話し合いがあったのですが、自分からするとどうも議論が前に進まず堂々巡りしている感じ。山車に関しては管理維持するお金の問題や場所の問題が、その場にいる人々ではどうしようもなく、解決の為の決定打がないというので、堂々巡りしている感じ。
 おかげで眠たくなってしまった私は、打ち上げにも参加せず帰宅。ばたんきゅう。
 まぁ眠いのはいつもの事ですが。
 そして昨日読み終わったもの。

ヴェルサイユ条約―マックス・ウェーバーとドイツの講和 (中公新書)

ヴェルサイユ条約―マックス・ウェーバーとドイツの講和 (中公新書)

 第一次大戦講和条約という位置づけですが、大戦の問題解決にはならず、却って第二次大戦への伏線になってしまったというアレです。
 敗戦色濃くなったドイツは『公正な』立場での仲介を目指すアメリカ、ウィルソン大統領の和平案に飛びつくのですが、無制限潜水艦作戦や、アメリカの『縄張り』であるアメリカ大陸でつい先日アメリカの侵攻を受けたメキシコに同盟を持ちかけアメリカの背後を襲う策略を巡らしたり、あげくに日本との同盟仲介を打診したり、そんなドイツの態度に不快感、敵対心を持ったアメリカが連合国側で参戦。勝負あった中でのドイツとアメリカ、連合国間の『戦争責任』を巡ってとやりとりです。
 それよりも何よりも、ドイツの中国の権益をことごとく奪った日本に対して同盟を打診しようなんて・・・え?当時の日本は日英同盟結んでいるのですが。やはりこれは対アメリカ戦争を行う上でアメリカの裏口から脅威を与えようという、そういう事ですかね?
 第二次大戦の状況を先取りするようなドイツですが、どこまで本気だったのかなぁ。第二次大戦だってアメリカに喧嘩を売ったのは日本だし、それを知ったチャーチルアメリカを戦争に巻き込めるといって小躍りしたらしいし、まぁ考えられる手段は全て試すというのはいい事ですがネ。
 現実にも、自分自身にもそういう事は言えますナ。成功とか失敗とかは別として。