例年よりも梅雨入りが早い

 ・・・らしいです。まだ九州とか奄美大島とか沖縄の話ですが。今年は春っぽい季節があったのか、短かったのか、良く解らないですネ。梅雨というと、そろそろ夏の足音を感じる、と思うのは錯覚かしらん。
 寝不足というか眠たい件。鼻水が止まらないからでしょうか?だから眠っている間、熟睡しておらず、眠りが足らないとか。
 鼻が詰まっていると呼吸困難になり、鼻が利かなくなって人生損している気分になります。でも放置したままだがナ(マテ
 時々、思い出したようにちょろちょろとこれを読んでいます。

ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫)

 んで、これを読んでいると東ドイツの劇作家ブレヒトの最晩年の作『カエサル氏のビジネス』が時々出てくるんですが、著者の塩野さん曰く「ガリア戦記以前で筆をおいているが、この調子でカエサルの生涯を書かれたら、お手上げだった」みたいな事を書いているんですよね〜。読んでみたいじゃないですか。
 しかし1970年代に日本語訳されたようですが、現在絶版。復刊ドットコムに登録されていたので、復刊を望むと投票してみましたが・・・まぁ・・・ねぇ?
 堺屋太一氏の『豊臣秀長』も、どーもブレヒトの作品の影響を受けているような気がするんですよ。秀吉が播磨を征服するくだりの軍資金の調達方法が、カエサルガリア戦争どころか彼の政治資金調達方法にそっくりでしてね。堺の商人に播磨での商業権を売って戦費を調達したというのですが、それを裏付ける文章はたぶん出てきていないと思うし、インパクトも弱い。
 カエサルの方はいままでガリアでの商業権を独占していたマルセイユの商人たちの権利を阻害する形で、北イタリアやローマの商人たちに商業権を期限付きで契約しリースしていたというので、こちらの方が説得力があります。独占を突き崩す訳ですから、商売上の旨みも多いしネ。
 ああ、復刊してくれないかなぁ。絶対買うんだけどなぁ。