三連休

 28日晩にこんな映画をWOWOWでみました。

誰がため [DVD]

誰がため [DVD]

 1944年、ナチス・ドイツ支配下デンマークパルチザンの青年二人の悲劇的な物語。たぶんこういう、「本当にこいつは殺すべき人間なのか?」というジレンマはいつでも付きまとっていたと思います。明白なナチス・ドイツ協力者や親衛隊、ゲシュタポを殺すのではなく、曖昧、灰色、知らない人を「ロンドンからの命令だ、殺せ」と言われて、殺してみたらまったく違う。直接の上司の闇取引の証拠隠滅に利用されていただけとか、そんなケースが。
 愛した女が二重スパイで、彼女に売られて自殺を余儀なくされる主人公。救いなのは、ゲシュタポの長官が、部下が主人公たちの死体を玩具にしているのをみて「何をやっている、恥を知れ!」と怒鳴りつけるところと、密告の報酬を受け取りながら死んだ主人公の為に涙を流す女スパイの態度。
 ちっとも救われないけど、何だか、そうせざるえない心理状況が解るような気がします。ヨーロッパの映画は悲しくも味がありまする・・・。
 29日、30日、5/1の晩はこれを見ていました。
EMOTION the Best 聖戦士ダンバイン DVD-BOX1

EMOTION the Best 聖戦士ダンバイン DVD-BOX1

 二十八年前のアニメーションです・・・二十八年前か!まぁ、確かに、そういう年季が感じられる画面ですなぁ。
 脚本とか演技とか、なーんか青臭い感じがします。エネルギー炸裂っ、みたいな。
 ファンタジーとかまだ認知される前の頃でしたから、新しい試みに皆燃えている感じ。だからかも知れないけど、整合性とか、そのエピソードを語らずに飛ばすのか、とかそんな荒っぽいところもチラホラ見えたりしたり・・・小学校六年生ぐらいの時、これを熱心に見ていたんだなぁ・・・いや、今でもオーラバトラーは今でも好きですよ?もうちょっとギミックや演出を考えたら、いい素材になるんじゃないかと思うけど・・・ダメかなぁ・・・
 オーラバトラーでの天下取り、そういうのに心躍っちまうですよ。