海外の報道をみて

 海外の報道機関が一様に、災害にあっても秩序だった、『礼儀正しい』日本人を褒めています。パニックにならない。列を守って順番待ちをする。略奪が頻繁に起こらない・・・。
 共同体意識が強いのか、トラブル慣れしているのか、諦めているのか。色々考えられますけど、日本人特有の性格を除くと、皆が落ち着いて救助を待っているのは行政への信頼感があるからではないか、と思います。
 日本政府が何かやってくれるのを期待している訳ではないです。消防や警察、自衛隊、ボランティアの人々、彼らが自分たちを必ず助けてくれると信じているからではないでしょうか?
 待っていれば助けてくれると信じるからこそ、混乱にも陥らないし、並んでいれば自分にも救援物資が届くと信じるからこそ、文句も言わずに並んでいられる。
 日本の行政窓口はそれだけ信頼されているのではないかな?と思います。繰り返しますが、上層部が信頼されている訳ではないです。
 何で繰り返すかというと、再出馬を決めた石原都知事の『天罰』発言にむかついたから。皆が前向きにがんばろう、立ち直ろうと言わなければならん時に、わざわざ水を差すような事を発言し、尚且つマスコミにそれを強調した事が、良く解らんというか、その考え方が合わない。
 もちろん、よその知事さんの発言です。引退すると言って撤回する辺りに不信感を感じたりもします。何を言っても無駄な感じです。しかし、こんな人、再選してもらいたくないなぁ、とは感じました。
 追伸 ネットのニュースで石原発言の前後を知りました。・・・日本人のアイディンティティが『我欲』とおっしゃっていますが、我欲ばかりの人間が秩序だって行動するかな?言いたい事はなんとなく解るけど、言うべき相手は一般市民ではないと思うし、やっぱり同意できないなぁ。
 教条的な発言に反発するへそ曲がりなのでしょうね、私は。
 追伸の追伸 日本人は捨てたもんじゃない。そんな気にさせてくれます。感動しにくい質なのに、不覚にも泣けた・・・
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