新・三銃士を見始める

 原作を知っていると、その変更点に気がついてニヤニヤしちゃいます。まだ第四話。三銃士とダルタニアンが会合するも、リシュリューの親衛隊数十名に囲まれているという無茶振り。さてどうなるのか。まて次号!って今夜見るつもりですが。
 それとは全然別ですが、昨日読み終えたもの。

英国太平記―セントアンドリューズの歌

英国太平記―セントアンドリューズの歌

 文章に感銘を受けた訳ではないのですが、今までスコットランドイングランドの争いはイングランドの視点、というかあんまり深く見た事がなく、主人公がスコットランド王ロバート・ブルースであるというのが珍しかったので読んでみました。
 著者がロバート・ブルースを足利尊氏に例えている通り、迷いに迷い、追い詰められてイングランドと戦うスコットランドの旗頭になっていく姿が描かれています。まさに吉川英治私本太平記
 ウィキとかの記述を見ると降伏と反乱を繰り返した腹黒い人物っぽい書かれ方。しかし日本に入ってくる情報はイングランド視点である事が圧倒的に多いので、こんなものかと。
 そういえば昔、メル・ギブソンスコットランド独立戦争の先駆者、ウィリアム・ウォレスを演じた映画がありましたね。ちゃんと見ていないけど、あれもラストはバノックバーンの戦いにスコットランド軍が勝利したところで終わっていました。もっとも、ウォレスが残虐な処刑をされてからスコットランドが独立を勝ち取るまで十年ほどの時間があり、ロバート・ブルースの戦いも大半は苦難に満ちたゲリラ戦のようですが。
 比較的読みやすい文章なのですが、なんと言うか、こう、痒いところに手が届いていないというか・・・うーむ。演出が少し不足なのかな。紙面の都合かなぁ。