明日から温泉ゲーム合宿です。

 冷え込みが厳しいですが、雪はどうなんでしょうね?まぁ宿に引きこもってボードゲーム三昧なんで、たどり着いてしまえは関係ないのですが。
 今までゲーム合宿というと人様が持ち込んだものを遊んでいたのですが、今回は冬コミで買ったものを持っていこうと思います。先週お試しでプレイしたものと、プレイできなかったもの。
 『ハプスブルグ家の野望』
 16世紀から17世紀のヨーロッパを舞台に、フランス、ハプスブルグ家、イングランド、北欧の王家に分かれて覇権を争うのが標準ゲームですが、遊んだのは簡易ルールでした。
 人物カードを全てシャッフルして国カードに一枚づつ表向きにして置きます。それが最初のその国の君主。順番を決めてプレーヤーは担当する国と君主のセットを選びます。
 大国のフランスやスペインを選ぶと戦争をするのに有利です。国力差が攻撃に振れるダイスの数になり、司令官の能力によってダイス目の成功値が変わります。そして成功したダイスの数が、防衛側の国力の半分に達したら攻撃側の勝利。国力の値が勝利点なので、大国ほど有利・・・の筈が、それはみせかけ。騙されたなっ。
 戦争をすると国力を消耗して続けて戦争できなくなります。それを復活させるには人材が必要です。人材が多ければ多いほど消耗した国を復活させる事ができます。統治という能力値を全て足して、六面ダイスを振ってそれ以下を出せば元に戻るので。
 ところが臣下は君主の威信値までしか増やせない。威信なんて有名君主でなければ1とか2とか、下手をすれば0なんてのもいます。これでは人を増やせないのですが抜け道が。
 それは、自分の子供はその威信に囚われないということ!そして子作りは夫婦の共同作業。ここで伴侶が問題になります。ぶっちゃけて言えば、夫婦の子作り値の合計以下を六面ダイスで出せば子が生まれるという・・・。ルール上君主の孫まで増やせます。つまり、子作りに成功すればカードが許す限り人材を得る事ができます。
 ただし、結婚できるかどうかの判定は六面ダイスで君主の威信以下を出さなきゃいけないという・・・あれ?
 また国を取るのは戦争だけでなく結婚でもとれます。子供の婚姻でもとれます。
 ハプスブルグ家は結婚によって得をした一族でした。でもそれだけじゃなく幾多の苦しい戦争を戦い抜いてきました。そんな歴史的な状況を簡単なルールで楽しめる、歴史好きなら楽しめるゲームじゃないかと。
 ちなみに、先週日曜日のプレイでは、最初は劣勢だった人がルイ十四世という威信も子作りも優秀な君主を引いたところで流れが変わり、どんどんつくった子供たちの優秀なところを駆使し、増やした国力で戦争を繰り返して勝利しましたとさ。
 最初にフランス(国力10)やスペイン(国力8)を選んだ人が勝利者じゃないってところが、いいよね?ちなみに私は大国スペインを選んだものの、君主がボンクラで、最初の結婚相手も子作りが低く、ようやく子供が誕生、優秀な子キター!!と思ったらゲームオーバー。国力に任せた侵略行為でビリっけつにはならなかったとさ。
 ・・・他のゲームの事を説明する紙面がなくなりましたネ。まぁいいか、いいのか?