なーんかストレス貯まるなり

 来週末のお祭りに関して、ちょいとゴタゴタというか、何と言うか、自分がふがいないとか、えーっと、その、睡眠不足です。はい。こんなんで今週末の東京行き、大丈夫かしらん?
 そして昨日読み終えたもの。

三河 松平一族 ~徳川将軍家のルーツ (洋泉社MC新書)

三河 松平一族 ~徳川将軍家のルーツ (洋泉社MC新書)

 たぶん以前に愛知県図書館で借りて読んでいると思うのですが、改めて読むと、やっぱり面白いですねぇ。
 松平=徳川氏が新田系清和源氏出身というのは、でっちあげという事は知っていましたが、もともと三河国松平郷の新興有徳人、平たくというと金持ち、成り上がりの二代目に、行商人(?)の初代が婿入りしたのがそもそもの始まりで、それから神社、寺院をこさえて地域に貢献したりして声望を高め、三河国は室町将軍奉公衆が多い地域なので守護よりも幕府政所執事の伊勢氏の影響力が強く、松平氏はその伊勢氏の年貢取立て請負人になって、徐々に領主的な性格、力を持っていったようです。
 始めは松平氏の一族一揆で大名権力ではなく、三河各地の商業拠点に散らばった一族が結集して政治に関わったり、外敵と戦っていたようです。それも領地を恣意的に増やすのではなく、応仁の乱前後の中央、室町幕府内の権力争いと連動して。戦いを起こす大義名分に中央権力を利用したとも見えますが。
 意外な事に室町期に近江や京で活動した松平一族も見られ、伊勢氏とのつながりで上京し、やはり年貢徴収請負人をし、高利貸しをしていたようです。
 改めて見ると愛知の三英傑は、信長は祖父の代から商業地を押さえ、秀吉は若年期に行商を行い、そして家康も先祖は行商、高利貸しをしていたらしいという・・・皆商業に関わりがあったりしたりして、それが中世を超えた近世への原動力になったのかと思ったりして、一人で面白がっていました。へへへ。