暑いと書くのも暑い・・・
夏なんだから仕方ないのですがネ。
先日うちの居間に地デジ対応の液晶テレビが届いたのですが、そのディスプレイを使ってDVDとか観ると、何だか今までとは違った画面に見えます。
昨夜、姪っこが『魔女の宅急便』がいいと言うのを『崖の上のポニョ』がいいっ!と無理やり変更させて(大人気ない)一緒に観たのですが、何か画面の味わいが違いますね。昨年DVDで初めて観た時も、絵本みたいな感じの絵だな、と思ったのですが、今回は、もっとはっきりと背景と人物の違いが解ります。面白いもんですナ。
別の作品も見てみると面白いかも知れません。ふむふむ。
そして昨日読み終えたもの。
- 作者: 佐藤至子
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本
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またこの人は絵から物語を起こす、絵本のような本を得意としており、歌舞伎や浄瑠璃の題材を読本にする、今で言うメディアミックスが多かったようです。
だから馬琴のような「南総里見八犬伝」のような誰が聞いても解るような作品は残していないかな。
しかし時は寛政の改革が始まった、お上の締め付けが厳しくなった頃。一方読者はグロい絵、人目を引くような新奇な絵、工夫を求めており、お上と読者の間でなかなか苦しんでいるようです。絵の中に文字列で闇や雨を表現して、文章を絵の装飾の一部に取り入れいたり、なかなか面白い工夫をこらしています。
晩年には和書の考証学を手がけていたようで、急死しなければ、そちらの方でも業績を残したかも知れないと、江戸後期文学の一里塚のような人だったようです。
へー・・・今まで名前しか知らなかったけど、なかなか面白い人だったんだなぁ。
売れっ子だから生前から贋作に悩まされていたとか・・・ふむふむ。