野球賭博の件

 相撲協会の人たちが、どうも暴力団関係者が胴元をつとめている野球賭博をやっていた事で、名古屋場所がお流れになりそうな感じです。
 率直に言って、野球賭博をやっていた事にも驚かないし、名古屋場所がお流れになるのも致し方なしとも思ったりします。ああいう閉鎖的な世界、空間ですから、ある程度想定の範囲に入っているかな。
 賭博に関しても最近始まったことではなく、それこそ相撲興行というものが始まった遥か昔からあったと思います。そういう事って歴史的にみてテキ屋さんとかヤの字の方々が得意な分野だし。
 法律で禁止されている事だから取り締まるべき問題だし、表沙汰になった警察も動く事ですが、何十年も明るみにでなかったという事は、賭ける方も胴元も、それなりに節度を持ってやっていたのかな、と思います。今回それがマスコミネタになった原因は琴光喜が三百万円恐喝されたということ。新聞の報道を見る限り、そこから想像するに、野球賭博スキーな琴光喜がいっちょ勝ったれーっと大勝してしまったのだろうと、そこで元々踏んだくりをもくろんでいた暴力団関係者が反対にこれをネタに強請ったって事ですが、この暴力団関係者は間違いなく命が危ないですよネ。
 賭博というのも胴元だけが儲かるような仕組みでは長続きしないし、賭ける方も信用しない。勝った人にはちゃんと勝ち金を支払わなければならない。琴光喜が一体いくら勝ったのか知れませんが裏を返せば何百万を支払う能力がなかったと言うことで・・・これが上の方に知れたら指ぐらい詰めなきゃならないとか、そういう事なのか知らん。それで逆に居直って脅し取った、と。こんな目にあったら琴光喜だって賭博を続ける筈もない。その友人だって話を聞いてやめるようになる。んでまたまた焦ったそいつはまとまった金をふんだくって高飛びを目論み、一億円を要求した、と。
 そーんな事を想像してしまいますネ。
 まぁ暴力団関係者にならざるをえなかった人って、どっか人間的に欠落しているか、何かが甘いというか、やることなすこと悪い方へ流れてしまう人って感じですが、この件で琴光喜を強請った人は、その典型的ですね。想像通りなら、やることなすこと全て裏目になっている感じ。
 とっとと警察に出頭して自白してつかまらないと命が危ないというのはこのことで、長年続いてきた稼ぎ場がこれでオジャンですから、暴力団関係者としては処罰と見せしめの為にやっちゃったこの人を酷い目に合わせないといけないという。
 こういう想像をしてしまうのは冒険小説の読みすぎでしょうかネ?