蒸し暑いっっ

 夏のような暑さがやってきているようです。予想最高気温は28〜24℃と発表するところによって異なりますが、体感温度は結構暑いです。ふふふ。寒いより暑いの方がいい人なので、もーまんたいですよ。暑いほうがよく居眠りでき・・・げふんげふんっ
 怒涛のように読んだものを列挙。

姫の戦国 上 (文春文庫)

姫の戦国 上 (文春文庫)

 今川氏親の妻、氏輝、義元の母で、氏親亡き後、息子たちがひとり立ちするまで今川家で執政し、孫の氏真の代で没した・・・つまり今川家の興隆と没落期を全て味わった人の小説です。桶狭間の戦いの経緯については、奇襲戦であったという立場ですが、後は他の戦国大名に先行する今川家の先進性と貧乏公家の娘として富裕な大名家に、それも年の離れた夫の下に嫁いで、様々な出来事を乗り越えて生きていく女性の姿を描いています。
 永井路子さんは政略結婚=不幸というステレオタイプは間違いだとおっしゃっている人で、もちろんこの小説の主人公も単純なわが身の不幸を嘆く女性ではないです。感性は現代的かも知れないと思いつつ、まぁそうかなぁと納得しつつ。
 個人的には、この小説よりも毛利元就の妻を主人公にした『山霧』の方が好きです。『姫の戦国』では対比すべき男性が存在しません。夫の氏親は先に亡くなってしまうし、息子たちもそれなりの業績を残しながら、あまりにも早く亡くなっていく。せめてもの慰めは今川家の滅亡を彼女が立ち会わなかった事ぐらいですが、長い主人公の人生につきあった男性が一人もいないのです。大原雪斎も彼女より若いのに先に亡くなってしまう。
 なるほど、その寂寞感がテーマなのか。なるほど・・・。
ヨルムンガンド 8 (サンデーGXコミックス)

ヨルムンガンド 8 (サンデーGXコミックス)

 今回はトージョ絡みの、つまり日本の自衛隊の、秘密部隊の話。うーむ、こうなっちゃうのかぁ。しょうがないのかな・・・。
 前巻ブックマンが「打ち上げたロケットは何本目だ?」と聞いている場面があったのですが、その意味が判明。しかしそれとは別にドクターマイアミとココ・ヘクマティアルは何か企んでいる。それを話し合っている姿を見てヨナが恐ろしいと感じた。
 以前にもココを殺しに来た殺し屋が、彼女の目的を聞いて「恐ろしい奴」と評している。一体何なのだろう。ドキドキしますねぇ。
 素性が知れていないココの私兵は正確無比の爆発テクを持つワイリですねぇ。どんな話になるのでしょうかねぇ。
蒼き鋼のアルペジオ 01 (ヤングキングコミックス)

蒼き鋼のアルペジオ 01 (ヤングキングコミックス)

 『ギレン暗殺計画』とは別のテイストですね。なるほど。オリジナルはこういう話を描く人たちなのか。メカと女の子好きなのだナ。戦術とか兵器薀蓄とか、楽しいなぁ。一年越しでいくつもの企画が流れているらしいです。HAHAHA。出版業界は精神的にタフじゃないと生きていけないですネ。物語に思い入れが強すぎると書けなくなってしまうという事ですネ。
 あっしはほんとに精神構造がアマチュアなんだなぁ・・・と思いました。はい。