曇天ドンドン

 いや、別に意味はないです。春ですが、四月ですが、三月とか二月とかの気温だそうで、なかなか暖かくなってくれませんのぉ・・・。
 最近、六時間以上連続で眠れていないのは年のせいなのか、それとも眠る姿勢のせいなのか?どっちなんだろうと考えたりします。眠る時は枕をして仰向けで寝ているのですが、朝起きるとうつ伏せで寝ている事がほとんど・・・これで胸が圧迫されて寝苦しくなっているのだろうか?と思ったりします。今朝は仰向けで起きたのですが、歯を磨く時に鏡を見たとき、頬になんか寝後がついていますよ?
 どうすればいいのかなぁ。十時間眠って寝疲れするぐらいに眠りたいー。惰眠を貪る事が趣味だったのに、趣味がー、趣味がー!!(マテ
 いや、条件が合えば椅子に座ったままでも居眠りできますけど、仕事中に、運転中に眠くなると非常に危険なので、できるだけ睡眠をとりたいところですよ・・・
 そして昨日読み終えたもの。

エンリケ航海王子―大航海時代の先駆者とその時代 (刀水歴史全書)

エンリケ航海王子―大航海時代の先駆者とその時代 (刀水歴史全書)

 大航海時代のさきがけと見なされているポルトガルの王子の評伝ですが、本人はそんなつもりはあんまりないようです。どちらかというと中世盛期の十字軍思想、収奪戦争事業に奔走した、熱心ないけいけどんどんの男って感じで、知識を蓄え部下を指揮して冒険を繰り返し、地理的発見を開拓していくというイメージは彼の兄で甥王の摂政を勤め、中央集権化と王権の強化を図り、貴族階級と対立して敗れ去った彼の兄ペドロの方がイメージに合います。エンリケくんは、どっちかというと平均的な強奪強盗旨とするキリスト教フリークの物騒な奴。
 交易や開発事業を主軸に海外進出を考えたペドロと、北アフリカ、モロッコ征服を夢見るいけいけどんどんなエンリケ。二人の王族のイメージが重なりあってできたのが「エンリケ航海王子」像ではないかしらん、と。息子ともども敗退して、本人は戦死したペドロもいいけれど、妻帯せずに独身を通しキリスト教戦士でもあったエンリケの方がカトリックとしてイスラムと戦い続けた歴史を持つポルトガルの人としては受け入れやすいのでしょうねー・・・という話でした。
 伝説はこうやって人の好みでつくられるのでしたっ、という話ですネ。