にゃ、にゃま暖かい・・・

 昨日からすごく暖かいです。雨が降っています。この様子だと桜の花はこの雨で散ってしまうでしょうね。
 金曜日の晩に『ポルメリアの物語 願い』をUPしました。二十と七つ目、そして最後の物語です。
 書きながらずっと考えてきたのですが、ポルメリアという少女は何故こんなにも報われない事に人生をかけているのかなぁ、って、いつもいつも思うのです。で、物語にあるように一つの結論を出してみたのですが、自分が何故こういうを事を思いつき書いたのかと、また考えてしまいましてね。で、色々と考えていると・・・ああ、彼女はたくさんの『私』であり『貴方』であり『貴女』なのかも知れないと思いつきました。
 彼女は絶対的な戦闘力を持つ戦士です。でも能力に見合った評価を受けている訳ではない。それでも戦い続けている。
 私は、まぁ自分の文章力というものを常々疑問を持ちながら書いているのですが、それでも皆さんに何か感想とか、リアクションが欲しいと思いながら、でもそういう事は本当に少なくて(売れる本の数もぶっちゃけ、イベント毎に数冊売れればいい方。丸坊主だって少なくない)、そういう現実を前にすると考えまい、考えまいとしながらも、やっぱ書いたり売ったりするのを辞めた方がいいんじゃない?と何度も考えるのですよ。
 しかし、でもワープロを前にして一度書き始めると、そんな事は一切忘れてしまい、書く楽しさに酔いしれてしまうわけで・・・ここんところが病気だと思うけど、結局、書くことが好きなんですね。つまり『愛している』訳です。
 色んな人たちが世の中で生き、その人たちは一体何を糧にして生きているのかと言えば、仕事であったり、趣味であったり、伴侶であったり、家族であったり、仲間であったり、そういう好ましいもの、好きなもの、愛しているものの為に生きているのではないかと思うのです。皆、そういうものがあるから生きていける。だから彼女はそういう『愛しいもの』の為に剣を取り過酷な戦いを続けてきたのではないかと、そう思います。・・・書き続けた自分が言うのもなんですが。
 とはいえ、『ポルメリアの物語』は冊子化して『Polmeria』にします。その時に加筆訂正を更に加えるので、ネットにアップしたものは、実はまだ完成しているわけではないという・・・最後の物語といいながら、なんとなーく宙ぶらりんなラストなのはそういう事なので・・・え?あんたの話はいつも宙ぶらりんな感じで終わる?
 それは言わない約束でしょう!!