曇り空、寒々

 つまり寒いという事です。桜は何時の間にやら五分咲きを過ぎて八分ぐらい?そろそろ満開です。自分が小学一年生の入学式の時に、にゃまら暖かい日和に満開の桜並木の下を歩いた事を覚えています。不思議に幻想的な光景で、はて、自分は一体どうなるのだろう?とか不安に思ったものでした。今の子たちは何を思って葉桜っぽい桜並木を通るのでしょうかね。
 それはさておき、昨日買ったもの〜。

 何時の間にやら貫徹した一つのストーリーになっています。ほうほう(梟)
 最初のリプレイでは単なるお触りスキーな『濡れ女』だった九重ルツボ。それがこの巻ではなんと!!!なんとっっっ。まぁ最初からルツボが四人登場してPLがそれを演じるというなかなか面白い展開でしたが、そうか、そういうオチか。なるほどねぇ。これは・・・つまり・・・週刊マンガ雑誌に欠かせぬ要素をそろえつつありますナ。にやにや。
 相変わらず・・・面白い!!(by幻蔵先生・・・困った時には『面白い』とか『なるほど』とか唱えていれば、何とかロープレになるという貴重な技を教えてくれました。実生活にも使えます)
 そんな訳で、初めて巻末に『続く』がつきました。続刊、早く出るといいなぁ・・・。
 あ、そうか。アダルト作品は表示されないのだった。
 自分的にはミステリーにエロ要素は不可欠じゃないかと思うのですが、エロゲー買う人々は結構過程ではなくエロそのものを重視するようなので、ミステリーアドベンチャーというエロゲーは少ない、もしくはあんまり手がこんでいない。イノセントグレイというメーカーさんは、そんなミステリーもエロも本腰入れているぞっ、という硬派な会社みたいです・・・エロゲーで硬派も何もないが。
 そのメーカーの代表であり原画家である杉菜水姫さんの画集『濡れ烏』というのが・・・ふふふ、美しくて良いねぇ。よいこの皆さんはご覧になれません。悪い子の皆さんは書店で見てね。
 名前からすると女性かと思ったのですが、男性で、高校卒業後プロボクサーを目指していたのが一年後怪我をして挫折。すぐさま代々木アニメーション学院に入って、絵の世界に入り、そしてエロゲー・・・そしてそして自分が好きなミステリーアドベンチャージャンルのゲームをこさえる為に会社を立ち上げるという・・・硬派ですね。にやにや。
 しかし過去のイラストを見ていると・・・んん?自分が好きなのは、どうもVista対応で自分が買った作品の絵柄で、ご本人も『殻ノ少女』という京極夏彦氏風味の入った作品から意識して変わったらしい、今現在のイラストのようです。なるほど、人にも絵にも歴史アリですネ。
 年齢と共に嗜好が変わるというか、しかし昔からスケベ絵が並んでいるよりも、しっかりしたストーリーが存在する作品の方が好きな質だったので、そちら方向で進んでくれる限り、イノセントグレイさんの作品には注目しております。年一回の作品発表で構わないから、力の入った作品を送り出して欲しいですよ、はい。