あれ、昨日日記を書いていなかったんだ・・・
午前中が忙しいと日記を書き忘れます。本質的に忘れっぽい人なので、義務化しないと・・・いや、習慣化しないと続ける事ができないという・・・。
掲示板のパスワードは運営側から送ってもらって「なんだよ、これかよっ」と思い出しました。いかんねぇ。使っていないと何が何だか忘れてしまいます。ほら、鶏頭で忘れっぽいから。スパムメールとかスパムコメントを書かれると腹立つけど、時々書いてくれないとパスワードを忘れてしまった困ります(あ
今読んでいる本・・・愛知県図書館から借りてきたもので『地中海世界史』〜ヘレニズム期からローマ元首制期へ〜というもの。普通、ギリシャ・ローマって文化史として連続して語られる事が多く、日本語では政治、軍事を連続して語った本を自分はあんまり見た事がないです。特にアレキサンドロス大王の死後、後継者戦争からヘレニズム諸国が成立し、順次ローマに屈服していく姿は、ローマ側からの視点は塩野七生さんの『ローマ人の物語』で読みましたが、ヘレニズム諸国側の視点というものを見たこと、読んだ事がなかったので、少しでも詳しく書いてある本を見つけると読んでしまいます。しかしこの本・・・大阪大学の名誉教授さんが何かの記念か、それとも現役引退記念で発行したらしく非売品。なるほど、こういう本を発行して全国の図書館に配布しているのかな?でも寄贈なら寄贈印とか押すけどナ?
知りたかった部分を読み終えて少し違和感。今まで読んだ本や文章では後継者戦争初期の主役とも言える、フィリッポスとアレキサンドロスの書記官あがりの将軍『ギリシャ人』エウメネスと有力な将軍で、他の将軍たちが分立、つまり群雄割拠を目指す中で最後までアレキサンドロス大王の遺領統一を目指したアンティゴノス・モノプタルモスは旧友同士で、結局最期はマケドニア人ではないエウメネスは配下の将兵に背かれてアンティゴノスに敗北し、彼の軍才を惜しんだアンディゴノスが部下にしようとしたけれども、エウメネスが軍事的名声をあげた戦いでマケドニア人の間であまりにも人気のあった武将を殺してしまったので、彼を殺せという声が多く、アンティゴノスも部下に背かれる事を恐れてエウメネスを殺さざるえなかった、というものだったのですが、この本を書いた合阪学(ほんとは旧字体です)さんによると、アンティゴノスとエウメネスは不仲だったそうで・・・え?
なんでこんなメジャーじゃない事が気になるかというと、お気に入りのマンガ『ヒストリエ』の今後の展開に関わる事だからです。最初に現れたアンティゴノスと名乗る隻眼の男が実はフィリッポス二世・・・つまりアレキサンドロス大王の親父だったりして、どーも主人公のエウメネスとアンティゴノスは旧友という間柄に発展しなさそうなんですよ。『ヒストリエ』が順調に描かれればエウメネスの死までの物語になるだろうと思うので、殺すアンティゴノスがエウメネスを惜しみながら処刑するなら、結構泣かせるドラマになるのに、憎みあっていたらあっさりしたラストになるなぁ・・・なんて、どーでもいい事が気になりまして、ええ。
日本で知られている世界史のエピソードでないだけに気になります。どっちの説を採るのかなぁ。
- 作者: ポンペイウストログス,Pompei Trogi,M.Iuniani Iustini,合阪学
- 出版社/メーカー: 京都大学学術出版会
- 発売日: 1998/01/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/10/22
- メディア: コミック
- 購入: 11人 クリック: 136回
- この商品を含むブログ (283件) を見る