少し暖かい雨です

 でもこれから週末にかけて寒くなる予報です。まだまだ冬です。
 そういえば19日に買っていたものがあったなぁ。とか言って書いてみる。

 前巻で高彬言うところの『子供じみた取引』をした瑠璃姫。ようやく帥の宮の狙いどころに気づいたようです・・・甘いな、やはり。旦那の方が少将で検非違使だけあって、なかなか鋭い。とはいえ、そこはそれ、少女ものですから、やはり『かなわぬ恋』の気配がします。・・・やはり甘いな。でもまぁギミックがいいから許す。だって帥の宮と共犯にあった女房の名前が『大弐』なんですもん。にやにや。
 帥の宮の名称は博多にあった外交と九州地方を統括する大宰府の長官、『帥』から来ています。皇族が就任するのが慣例で、帥の宮は在京の大宰府長官な訳ですよ。んで、現地に行かない長官の変わりに副長官が全てを取り仕切るのですが、その副長官の名称が『大弐』。ね、なかなか考えているじゃないですか。初歩的ですがね。こういうところに気づいてニヤニヤしてしまう訳ですよ。
 歴史小説は引いてしまうようになりましたが、歴史設定を使用したまったくのフィクションと考えると楽しめるようです。特にこういうギミックがあると。
 あと一つ。
きみのカケラ 8 (少年サンデーコミックス)

きみのカケラ 8 (少年サンデーコミックス)

 次巻で終わるそうです。長かったなぁ。ネタ的にはナウシカのようなものでした。うん。落ちはどうする気なんだろう。そういえば、まだシロの正体は不明なままだなぁ。この絶望的な状況から、どうまとめるのかねぇ・・・たぶんアレは王女のおとっつぁんだと思うしナ。うむ、やはり絶望的だ。どうするんだろう。