寒いですよ。
昨日の朝の最低気温が4℃だったようですが、なんかにゃま暖かく感じました。今朝は一転して寒いです。はい。
そういえば休み中にこんなのを読みました。
中国の五大小説〈下〉水滸伝・金瓶梅・紅楼夢 (岩波新書 新赤版 1128)
- 作者: 井波律子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: 新書
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前に紅楼夢とはどんな小説かと調べた時に、「源氏物語みたいなもの」って説明があったので、ちょっと読むのがつらいと感じて敬遠していました。それに、著作者は未完で没し、他の人が補筆してその評価が芳しくないというのも聞いていたので。
ただ、中国の文学愛好家の間では紅楼夢フェチというのがいるらしいです。清王朝時代中期のある元勲を先祖に持つ上流貴族一族の衰亡を描きながら、美少女好きスキーな少年を主人公におき、大邸宅の中の閉鎖的な一族間の葛藤を描いている・・・みたいな?
この紅楼夢を読むと中国では政治が解るといいます。一族の最長老である主人公の祖母が最大の権力者。その祖母を中心にそれぞれ嫁や娘たちが一族の中で席次を認めたり争ったり、駆け引きしたりして、つまり中国における「力関係」を説明しているっていうらしいです。
単なるポルノみたいなものを想像してはいけないらしく、性的描写はほとんどナシ?ぐらい。少年も一族、縁者の美少女たちに憧憬こそ抱けど性的関係にはいたらないらしいです。友人関係で終始するらしい。そして美少女たちの間にもそれぞれの経済力や性格を背景に力関係が存在する・・・
ほうほう(梟)
これは読んでみないといけないかも。政治力学の勉強になるのかしらん?